バクテン
ふみの担任の先生にお電話をいたしました。
わたしの気持ち、ふみの気持ち、ふみの約束を、伝えました。
N先生が、「この件は全てのふみくんではないです。ふみくんは優しいところ結構ありますし、リーダーシップもあります、今回の件で、ふみくんも心の成長ができるじゃないかと…」
帰ってきたふみに、今日は先生に何か言われましたか、と聞いたら、
「言われました。これからは、人の気持ちを考えた上に、発言して、行動するように、あとは、お母さんはとても悲しんでるよとか、なんじゃらかんじゃら」とふみ。
今朝、宿題チェックの時、ちょうどRちゃんの周りに誰もいないとみて、ふみは、「ほんとうにごめんなさい、悪かった」と言ったそうです。
Rちゃんは、前回と同じく、いいよって答えたそうです。
「そう〜、許したかな、していない気がする、明日も言ってみてね」
「明日も?それって、しつこいじゃないかな、しつこいよ」
そうかな。
でも、いくらあやまっても、足りないです。
「ママママ、バクテン、いくよ、いい?みててね」とふみが後ろへ下がって歩くだけ、「バクテン、バクテン」と。
「ママのバクテンを見てて」とわたしが、ふみと同じく下がる、けどわたしは、下がりながら、グルリと1回転し、
ふみは笑う。調子に乗ってわたしは、下がりながら何回もぐるり、それで、めまいがしてきて、壁に寄りかかって。
笑いながらふみは、「バカじゃない?」と。