おにぎり
予報通りの真夏のような一日です。
湿度がないのは、いくらかさわやかです。
ふみたち、運動会のために毎日体育体育、この炎天下で。
学生なんだから、勉強をそっちのけして、体育の練習ばかり。
運動会だって、一番盛り上る“騎馬戦”、ほんとうに嫌で嫌で仕方がないわ。
危ないですし、野蛮すら感じるその戦い、なにを鍛える、なんのためにあるのかは、未だに理解しがたい。
運動会のために、時間割も変更が多くて、今日もそのパターンです。
いつもなら、3時半の下校だが、一時間も早く、わたしが下校のメールを気付いた時に、すでに3時になりました。
暑い中、慌てて走って帰って、ふみ、交通安全の風船を抱えて、待ってました。
今日は塾のある日で、おやつを食べて、学校の宿題をやらなければならないです。
分度器を使って宿題をしているふみを見て、こっち側から見てもわかるぐらい、間違えてる。
「ふみ、逆よ、矢印をみて、方向が…」と言った途端、ふみはあきれた顔で、「ママはいいから、間違えてもいい、このままだす」
なんでこの子は、人に教えられるのは、嫌なの!?
いつもそう。
「ふみ、教えるのを拒む人は、伸びないよ」
ふみはとにかく聞きたくない、とにかく嫌がって。
今日は、余裕がなく帰ってきたから、塾のおにぎりも用意できず。
少し早めに出て、コンビニからおにぎりを買うとしたら、ふみ、出た途端、わたしと別の道から塾へ迎えました。
こっちからじゃないと、おにぎりが…。
一向に聞かず、ふみは見えなくなりました。
用事を済ませ、駅のおにぎり屋さんから、ふみの大好きな海老天おにぎりを買って、また引き返して、塾へ。
事務の女性がおにぎりの手提げを受け取って、「ふみくん、お兄ちゃんらしくなりましたよ、だいぶ静かになって」
(((・・;)
だいぶ静かに…って。いつも、いかほど騒いでるのか…。
7時半、またふみをお迎えに行って、パパの泊まり先まで送りました。