北風
昨日、朝から雨がザーザーと降ってるのを見て、
「今日は雨が強いから、こっちの傘を使ったら」とわたしは、大きくて丈夫な、ふみ好きな黒の傘を出して、もちろん子供用です。
「いやだ、これは。前のがいい」と、ふみはあっさりと。
はいはい、どうぞどうぞ。
傘をささないで、濡れてください。それでもいいですよ。
とにかく、なにからなにまで、一々反発、親の言ってる通り素直に従うのは、びしょ濡れより、遥かにつらいようです。
ふみの靴、22・5センチだったのですが、小さくなって、23センチのを急遽買わなければならなくなって。
足の幅もあって、3Eでないとダメなんです。
23センチ3Eのは、Cというメーカーと、Sというメーカーの使い慣れています。
22.5センチの時、ふみはS社の靴は、よく脱げそうで、運動会はそれにしないで、と言って。
なので、C社の23の3Eのスニーカーをアマゾンから買って、すぐ届きました。
今朝、ふみは、その新しい靴を見て、色がどうのこうの、紐がどうのこうの、気に入らないと、「返品して」と。
「なんで?!」
「Sのがよかった」とふみが。
は?!S社のが脱げやすいので嫌だと言ったじゃない。
間違いなく、これがS社のなら、「Cのがよかった」と言うのでしょう。
ほぼ毎朝、こういったやり取りが、何かしら、あります。
せっかくの一日の始まり、こんな迎え方は、毎回、くだびれてしまいます。
子供の反抗の対処法は、親の辛抱。
それで子供は自立していくのです。
との専門家の言葉が、頭に刻んで、わかってるつもりだが、
くだびれてしまいます。
今日は北風が吹き、湿度がなく、さわやかな、キラキラな晴天でした。
夜、眠っているふみの顔を見て、かわいいな〜と思って、それが救いかな。