侘び寂び

朝顔って、秋の季語ですね。



や〜、相変わらず暑いこと暑いこと。日差しが眩しくて逃げ場がないです。


昨日よりは、若干そよ風が出てきて、空気の動きを感じられます。



テレビで、たまたま木更津を紹介する番組がありました。
録画して観ました。

へぇー、これが木更津⁉ ならわたしとふみが行ったあの町は、どこだったのでしょ。


テレビの木更津は、三井アウトレット、巨大なショッピングモール、各ブランドのお店が並び、飲食店のチェーン店が並び、若者や家族連れが賑わう、まるでハワイのような光景(ハワイは行ったことがないが)でした。


三井アウトレットの周辺の木更津は、わたしの苦手の場所ですね。江ノ島的な、二度と行きたくない町のような。



わたしとふみが行った木更津は、昔の町のほうでしたね。

ローカル電車でカタンコトン。
人影少ない、寂れた昭和の街。


小さいスナックやクラブが並び、小さいながら、みんな横文字なしゃれた名前。

しかしこれだけのスナックやクラブは、なぜ?


Kさんにお尋ねしたら、昔、あの辺は米軍がいた、今も自衛隊の駐屯地はある、とKさんが。


寂れた昭和の街、こじんまりした狸のお寺、人影少ない昼下がり、


わたしには、良かったです。弾む気持ちではなく、良かったです。


アウトレットなんて、一生行かなくていい場所です。



そうだ、昨日、御所周辺を通った時、なんと、御所の中の大きい木から、ヒクラシの鳴き声が聞こえてきました。

カナカナカナ
カナカナカナ


いいものです。

熊蝉など、アウトレットに似合う。

ヒクラシは、古きよく街に。



なにしろ、日本の美は、侘び寂びですね。



今日も暑い一日でした。


仕事先の一角。