受け入れる

刺繍糸入れの木のケースです。

木のケースや鉄の缶、レトロな感じのなら、好きです。

キレイな缶なんかいいですね、何に使うのかがわからないのもありますけど、ただ眺めているだけでも、いいですね〜




仕事先のMさん、今日は息子さんの中学校受験の発表の日です。
午前お休みにして、昼前に来て、笑顔で「ダメだった」と。

息子さんは「くやしいー」と言ってたそうです。

Mさんが、「悔しい想いするのは500人もいるから、お前だけじゃない」と言って、一生懸命慰めていたそうです。
「でも、子供の心境はやっぱり全部の全部はわからないですからね」とMさんが。

中高一貫の難関校の一つ(まだ上のほうじゃない)、すでにすごい倍率です。
上の難関校に行くと、120人の定員に、千人以上の受験生です。

中高一貫難関校は難しい、ほんとうに難しいです。

Mさんの「ダメだった」との言葉を聞いて、わたしも一瞬血が引いた感じがして。
リアルに、受験の実感が湧きました。

いつも昼食の時ご一緒だったので、よくMさんから受験生の息子さんの話を伺ってました。

付きっきりで宿題、お勉強の指導、本当に子煩悩のお父さんです。

それをずっと聞いているため、先週の滑り止めの私立のご近所の中学校に受かったと聞いて、思わずわたしは涙が溢れて、「よかったですね、ほんとうに。ごめんなさいね、なんか」と、涙が止まらなくて。
Mさん、「ありがとう」とおっしゃってましたが、びっくりなさったじゃないかしら。

滑り止めは無事に受かったが、志望校は落ちました。
滑り止めの私立には行かず、地元の区立中学校に行くそうです。
Mさんが「や〜、これでぼくも解放された。二年間、ぼくもたいへんだったんですよ。たまに飲みに行きたいなって、思う時だってあるんですよ。ま〜、でも、貴重な時間でした。息子とこうやって一緒に頑張って、味わって来て、もうないでしょう、こんな時間は。ありがたかった、うん」と。


あ〜、ふみがもし受験して、もし発表の日なんて、わたしは耐えられるのかしら。
その時どうしましょうね、窓に黄色いハンカチをかけてもらうとか?きっと目がおかしくなって、急性色盲になったり…。

耐えられないわ、耐えられない。 

ふみ、だいじょうぶ?受験したいと言い出したわりに、そんな本気で勉強したわけでもないし、塾の宿題を一応全部終わらせてるけど、なんかだらだらで、いやいやで、ほんとうにだいじょうぶ?




この前、些細なことで、主人への不満を口こぼして、主人は自分の理由を述べ、二人の考えが別々で、わたしが大事だと思うことだが、主人は大したことないと思って。

ふみが出てきて、「いいからいいから、パパはこういう時、謝れば済むことなのに、言い訳しなくいいのに。ママも、こういうところも含めてそれがパパなんだから、もう受け入れたら?」

わたしは何の言葉も出なかったです。

わたしは、自分のことが未熟だなって、その時のふみの前に、自分の未熟さを感じて、何の言葉もでませんでした。


今日は昼間は春の陽気で、ポカポカ、


日が暮れてから、北風が出てきて、寒いこと寒いこと。