キリギリス

刺繍したのを、ふみの塾のお弁当入れの手提に縫い付けようと、
「やめてよ、ぼく、無地のがいい。こんな絵は要らないよ」とふみが。


(~_~)

「…。せっかく名前まで…」

パパも「いいじゃない、おしゃれじゃない、この図案は、おしゃれよ」と。

「えぇ〜、ま、いいよ、つけても、えぇ〜、無地がいいのにな」


(∋_∈)




知人が何気無く、歌を口ずさんで、
「♪柱のきずは おととしの
五月五日の 背くらべ
粽食べ食べ 兄さんが
計ってくれた 背のたけ」
と。


「えぇ〜、“♪柱のキズは、キリギリス
五月五日の キリギリス
ちまき食べ食べ キリギリス…”じゃないんですか⁉」とわたしが。


「キリギリス? なにそれ」

「え?だって、♪柱のキズは、キリギリス、でしょう?」

「え?わからない、なに?その“キリギリス”は」

「寅さんが歌ってましたよ」


(⌒0⌒)/


なんだ、寅さん、「背比べ」との童謡の替え歌を歌っていたのね。


今日、そのDVDを出して、観るわたしでした。

寅さん、小学校の同級生の中年男性と、小学校時代に、憧れていたきれいな女の音楽の先生への思い出を語り合いながら、歌っています。

「♪柱のキズは、キリギリス〜」






刺繍を手提に縫い付けました。