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北風で、眩しい青空になって。仕事先のKさんは、電車から富士山がきれいに見えたとおっしゃって。
都内の“富士見”が付いてる地名は大体富士山が見えるそうです。

こんな湿度の低い日なんてもうばっちりです。


午後、学校に行って、「二分の一成人式」を参観しに、その後保護者会もあります。

10歳の4年生は、2分の1の成人式。

校長先生は話しは、子供たちに、
「…皆さんが、今正しいと思うことは、大人になっても、正しいこと。今がダメだと思うことは、大人になっても、ダメなこと。けど人間は大人になったら、“これぐらいならまあいいっか”と思う時が出てくる、その時、今の気持ちを忘れないで、思い出してみて…」


子供たちは、全員で大縄跳びを見せたり、朗誦したり「ぼくは、わたしは、生まれた、…、立った、…、歩いた、…、一年生になった、…」、4年生なるまでのできことや思い出、そして感謝の気持ちを、大きい声で朗誦しました。

目頭が熱くなる時は何回もありました。

それからは合奏です。子供たちが選んだ曲は、世界の終りの「ドラゴンナイト」です。
リコーダーと鍵盤ハモニカーで。
とてもきれいな編曲で、聞き入ってしまいました。

それから子供たち一人一人、夢を語りました。

女の子なら、お花屋さんとか、ケーキ屋さんとか、幼稚園の先生かなと思いましたら、
お花屋さんなんて、一人もいなかったです。

作家、描き、はありました。お医者さんは何人もいました。「母みたいな眼科医になって、困った人を助けてあげたいです。そのため、しっかり勉強して…」
天気予報士になるのが夢の男の子は「もしこの夢が叶えたら、当たる天気予報士になって…」

みんなの夢は堅実で、政治家になりたいとか、一人もいないです。

あ、ユニークな子もいました。
「僕の夢は、忍者になることです。忍者術を身に付けて、世界一周して、日本の忍者文化を広めたいです」

ちなみにふみの夢は、「ぼくは将来、警察長官になるのが夢です」

ふみの行って見たい場所は、「インド」です。

何日前に、「ママ、パソコンからインドの写真をだして、学校で貼るから」とふみが。
「どうして?」
「行きたい場所をインドにしたから」
「どうして?」
「佐々井先生の暮らしてる場所を見てみたいから」
「へぇ〜、佐々井先生!でもみんなは、佐々井先生のこと、知ってるかな」
「学校じゃ言うわけないよ。別の理由にするよ」

佐々井先生、来日していらっしゃる間、ふみは二回お会いしました。
二年生の時と、四年生の時。佐々井先生と二人っきりでお話しを。
「佐々井先生が言ってたよ、インドのカレーより、日本のカレーのほうが美味しいって」とふみはたまにを思い出して話す。「気温は40度の時は、もう水をかぶって寝てるしかないって」。

ふみは、佐々井先生のことを脳裏に残っていることに、わたしはやや意外でした。そうは見えなかったからです。


学校で、“行きたい場所”とその理由は、ふみは本当に佐々井先生の名前を挙げず、「インドのカレーを食べたいからです」にしていました。



2分1成人ですかー、あと十年、ふみはもう成人ですね。
これからの十年は、中学校の受験、大学の受験、目まぐるしいほど忙しい10年になるでしょうね。


保護者会はその続きで、終わったら茶話会です。
ミネラルウオーターとシュークリーム以外、なんと、学代さんのMさんが、コーヒーメーカーまで持ってきて、みんなでホットコーヒーまで頂いて。

一人のお母さんがわたしに「それにしてもふみ君の夢、ぶれないですね、ずっと警察ですもんね、でも、警察長官になったね。前は警視総監なのに」
「昇進したね」ともう一人お母さんが、
「え?そう?警察長官が上なの?」さらにもう一人お母さんが、
「そうよ、警視庁は東京都ですから、警察は全国だもの」


そうそう、ふみは二年生の時に“刑事”、三年生に“警視総監”、四年生に“警察長官”になったのです。

すごいですね、順調に一歩一歩昇進なさって。


今日がガリガリ君の新商品の発売日です。
ふみ、この日をずっと待ち遠しくしていました。

なかなか美味しいです。