ごちそう

昼から、ふみは塾のテストへ。

わたしは学童のイベントへ。

パパは関西へ出張。

学童から帰ってきて、疲れて、ソファで眠ってしまい、ふみが帰って来て、
「ずいぶん遅くなったね」
「うん、先生が書いたのをコピーしてくれて、それを正解と見ていた」
「どうだった?」
「前回より絶対いいよ。国語の漢字の部分、ぼく全部正解だったもん」

結果は一週間後。

夕方はふみと、R先生のお招きを頂き、R先生の誕生パーティへ。

たくさんのお料理、たくさんのお酒。お酒もワインもまったく飲めないのですから、皆さまが「高級ワイン」との喜びの声に、共鳴できなった。
ふみは、「ぼくは将来絶対お酒が飲めるようになる」と、うらやましそうに。

R先生、72歳です。
R先生と初めてお会いしたのは、20何年も前で、それからは、数えきれないほどのお世話になって、今も、お世話になっており。
それにしてもR先生、あまりお変わりないわ。20何年間もの歳月が流れたにしては、さほどお変わりないわ。


9時半近くおいとまして、Fさんも一緒に出て。
ふみとFさんを駅まで送ろうと。

カナダから帰ってきたばかりのFさん、時差ボケまだ抜けていない状態で、もうお仕事を始めて、なので、たいへんお疲れになっているようで、荷物を持って、長い坂を上ろうと、
ふみは後ろからFさんの腰あたりを押して、半分走って坂を上がって行く。

「ああ、こりゃいいわ、自転車よりもラクだわ」とFさんが喜んでらして。

ふと、ふみのこと、たくましく感じた。

ついこの前まで、もし夜道でふみと歩いていたら、もしなにかあったら、わたしはこの子を守らないと、との気持ちしかないのだが、
今日、となりで歩くふみを見ていて、もしなにかがあったら、ふみは、戦うのも、逃げるのも、わたしよりずっと勝ってるに違いないこと、気付いた、

や〜、夜道でふみと歩いていると、もう、ふみが頼りになるんだなって、感無量。

それにしても今宵は寒いこと。明日も寒いって。