猛暑の中
や〜、とても梅雨の真最中と思えない日差しと暑さですこと。
ふみは今日は塾の試験で、9時半過ぎに出掛けました。
12時ちょっと過ぎ、わたしは塾の下で、ふみを待つことにしました。
12時半か40分で終わるのかなって。
試験が終わったら、R中学校へ向かう予定です。今日の2時、その学校の説明会です。受付は1時半から。
12時半頃、塾のM先生が降りてきて、試験は50分まで、とおっしゃって。
本当は1時20分までですけど、社会の試験、ミスして、開始20分経って、配るものが間違えたと気付き、社会の試験は停止。
今日もし時間がないなら、月曜日4時15分に来て頂けますか、と。
ミスして、助かったわ❗1時20分試験終わってから、電車乗っていくのは、間に合わないです。
12時50分、ふみが出てきて、「難しかった。ちょー難しい、やばい、クワガタ買ってもらえないよこれじゃ、やっぱり偏差値は上に行けば行くほど、ちょっと上げるのも難しいね、というか、現状維持すら難しい」と“難しい”の連発でした。
速足で近くの地下鉄へ、一駅乗って、電車に乗り換えて、電車ホームで、おにぎりを食べさせて。電車の中はさすができないですから、かと言って、朝からずっと試験を受けて、昼食もなしなのは、ちょっと酷すぎます。時間がないので、猛スピードでおにぎりを食べるふみは、ちょっとかわいそうでした。仕方ないこととは言え。
着いて、駅から5分と言っても、炎天下のせいか、結構歩いた気がします、道を聞かなくても、ぞろぞろと歩く親子たちについてればいいですから。
東京33度だそうですけど、アスファルトの上に歩くのは、40度を感じます。
上履きを履き替えて、体育館に誘導されて、座りました。
大きな体育館、親子がびっしり。
空調のない体育館、巨大の扇風機が何台か回っていて、けど人びっしりなので、息苦しく感じます。
先生たちは、「気分が悪く感じましたら、すぐおっしゃってください」と。
今日は、説明会は3回行われて、つまりびっしりの人は3回も集まったってことね。
やはり、難関校だわ〜
近年、ずっと8〜10倍率だって。東京のお受験は、たいへん。
「あら、お久しぶりです」と一人のお母さんがわたしの隣のご夫婦に向かって、
「お久しぶりです、暑いですわね今日」
「あれ?××ちゃん、今日来てないですか?」
「今日ね、模試なの、だから私たちだけ…」
お受験は、親もたいへん。
校長先生のご挨拶、副校長先生の学校紹介、副生徒会長の学校生活紹介。
副生徒会長は2年生の女子で、まずは英語でスピーチ。
学校生活一年、スケジュール目まぐるしいほど、小学校の延長ではなく、まるで新しい世界です。
1年は林間学校、2年は福島、3年はアメリカへホームステイ。
副校長先生は、「はっきり言って、勉強が好きじゃないお子さんは、うちに向いてないです。例えたまたま入ったとしても、入ったあと、ついていけないと思います」
最後は、二年生の合唱披露、同じく二年生の楽団の伴奏で、バイオリン、チェロ、トランペット、…。
上手上手。
次は学校見学。
各教室には、生徒の何人かいて、質問を受けたり。みんな、さすが賢そう。
ふみは2年生の一人男子生徒に、「あの、給食が美味しいですか?」と、何という質問!
「美味しいですよ、熱々ですから。ここで作ったものですから」
「あの、どうやったら作文がうまく書けるんですか」とふみが、おっ、やっとまともな質問を、
「そうですね、ここはやはり文系の学校ですから、作文は重要ですからね。でも、作文は難しいことじゃないですよ、型がありますから…」繊細な顔立ちの2年の男子生徒はご丁寧にふみに説明してました。
ふみ、緊張してる様子。
大人と喋るより、先輩の男子生徒のほう、やはり緊張するものですね。
かわいいね。
わたしは「一日お勉強する時間って、どれぐらいですか?」
「2、3時間じゃないでしょうか、宿題も結構多くて、毎月テストもありますし」
へぇー、塾と変わらないですね。
グランドをしばらく眺めてふみは、
しゃがんで、土を触って「Rの土を触って見たかった」と。
甲子園的な?
「僕の学校より、倍は大きいね」。だからここは、小学校の延長じゃないから。
広いグランドで、男子生徒が部活中です。
校門のすぐ横、大文豪の石碑が立っている、ここの卒業生です。
卒業生、錚々たるメンバーです。
ああ〜、R校、ありがたく拝見させていただきました。
中高一貫で、もし入れたら、どんなにいいことでしょう。
ふみ、頑張ろうね。ま、頑張るかどうか、ふみ次第ですけど。
4年生の時、急にR校に入りたいと言い出したのはふみですから、なら、頑張ろうね、ふみ。
ま、頑張るかどうか、ふみ次第ですけど、ほかの誰がどうにかなることではないですからね。
ふみ次第ふみ次第。
駅前のコメダ珈琲店で、一休み。