180度

日曜日暑くなりそうで、ほおずき市、やはりよそうかな。

スーパーからほおずきを買って、ヨガ教室に飾りました。

真っ赤なほおずきもいいですけど、少し赤を帯びた淡い緑のほおずきも、すてきです。


Fさんが山から降りてきました。
「息子さん、でっかくなったでしょ」とFさんが。
「言うことを聞かなくて」とわたしが。

「それでいいっすよ、小学生の悪さ、知れてるから、大丈夫っすよ、中学生になってから悪さをだすなら、怖いっすよ」

「昨日も、再来週に学校の校庭に泊まるキャンプに行っちゃダメと言ったら、泣いてました。毎年PTA主催の行事ですけど、でも今は暑いですしと思って、それに、一回行ったら、なかなか日常に戻れないというか、と思って、5年生の夏休み、結構肝心ですから…」

「それまずいじゃない?行きたいって本人が言ってるでしょう?だったら行かせてやらないと。でないと、母ちゃんが行かせてくれなかったって、ずっとそう思うよ、親を信用しなくなって、“次は母ちゃんに言わないで行動しよう”って思うようになるよきっと。そのほうがまずいじゃない?まずいよ」

「…」(*_*;

「行かせりゃいいのに、学校のでしょ。だいじょうぶだよ、友達みんな行ってるのに、かわいそうじゃない、その代わりに、行かせるけど、これから勉強をしっかりやれよみたいな。でも、正直、小学生って、自分から一生懸命勉強するやつ、大体ヤバイヤツだよ、遊びたいのが普通だからさ、息子さんを信じて、だいじょうぶだよ、信じてやれよ」

「…」

塾の教師の経験持ちのFさんの話し、一理あると思いました。


どうしようかな、
そうしようかな。
確かに、行かせてもらえないふみは、それで諦めて、勉強に没頭するとは考えにくいわ。ずっと引きずって、なにもやる気が出ないでしょう。

それより、約束して、行かせたほうが。うん、そのほうが。


PTAのUさんにメールをして、今更泊まりことを申し込むのは間に合うのかと聞いて、
締め切りが水曜日だったのですから。


Uさんより返事、午後の保護者会で申請をだせばOKだと。

どうしようかな、泊まりを申し込むかな。

確かにふみは「今年は最後のチャンスだよ、来年6年生だから、受験で行くわけないじゃん」と言ってたからな〜。

ふみが行きたい。お友達と楽しい思い出を作って、それから勉強に励む。そう信じよう、ふみのことを。



「山で、夜はテレビ見ますか?」とFさんに聞いたら、

「テレビ?あんなもん、20年前壊れたきりで買ってないっすよ、ラジオも聞かないっすけどね、でも世の中のことは一応知ってるよ、イギリスがEU離脱も知ってるし、ま、みんなよりは後だけどね」


(^^)/


午後は保護者会です。
8月の二泊三日の長野方面の林間学校の事前説明や支払いなどですから、出席しないと。

学校の階段で、お友達何人と談笑しながら降りてくるふみと会って、キャンプに泊まることができたと伝えると、ふみ、淡々と「よかったね、やっだ」形式的な口調で。嬉しいくせに。

Uさん、ありがたい。


保護者会、林間学校のスケジュール説明の時、キャンプファイヤー、飯盒を炊いて、フォークダンスをすると話すとき、先生は、今、学校でもフォークダンスを教えてます。5年生になると、男子と女子が手を繋ぎたがらないです、「え〜、いやだ」「え〜、なんでよ」と、異性を気にするようになって、好きな子というか、気になる子がいるから、手を繋ぎたいような、恥ずかしいような、
と話してくれました。
「やはり思春期に入るので…」と先生が。

ひゃ〜、知らず知らず、成長してますね〜


保護者会が終わって、その足わたしはサックスレッスン中のふみを待つことに。


午前はお仕事で銀行や郵便局に行って、午後は学校、今日の蒸し暑さの中、一万歩も歩きました。


レッスンから出てきたふみ、「来る途中、駅に向かってるFさんと会ったよ、ぼく、“Fさんって変わらないですね”と言ったら、“ずっと変わらないへんなヤツだよ僕は”だって、ハハハハ、Fさんって面白いよな」

「面白いですね」

「あ、ママ、もしかして、Fさんに言われて、ぼくがキャンプに行けるようになったの?」

「違うよ、なんで?」

「Fさんが、“どう?キャンプに行けるようになったの?”って言ったから」

「ま、Fさんの助言はあったけど、Fさんに言われて行けたではないからね」


今日は、疲れた疲れた。