秋色の憂い

夕べ、“ナイフが降って来てもラジオ体操へ”との決心で、悲壮感たっぷりで、12時、いつもより早く眠りに入り、

肝心の目覚ましをかけるのを忘れました。

今朝、鳥の鳴き声で目覚めて、時計を見たら、5:36!

わわわわ、慌てて起きて、支度をします。

ふみを起こして、二人で神社に着いたのは、Bさんよりも先でした。

子供たちのカードに出席スタンプを押しながら、Bさんは「4時に目覚めたのよ、まだ早いと思って、眠ってしまって、今度はぎりぎりに目覚めて、あたし、お化粧も間に合わなかったのよ」
本当だ、ノーメイクだわ。

ふみが、だるそうに階段に坐るBさんの息子さんに、「何時に起きたの?」と聞いて、

Bさんの息子さんが、「母ちゃん、ぼく、いつ起きた?」

スタンプを押しながらBさんは、「3分前!」

Bさんの息子さんはふみに、「らしいよ」


それにしても、今日の涼しいこと!

夕べ一晩中、クーラー要らず、早朝、軽く肌寒さすら感じるのです。
乾いた風、ひんやりの空気、なんだか、寂しくなってまいります。
夏が終わり、秋に入った時の、寂しさ。


従兄が来日して、短い時間ではありますが、会えました。

従兄、手作りのお財布をくれました。

実によくできて、驚くほど。

一針一針、手作り。

そういえば、日本にいる時、気に入ったカバンを探してもないからと、自分用のショルダーバッグを手作りしたね。

浅草の皮屋さんで皮を買って、東急ハンズでパーツを買って、自分で設計し、ミシンも使わず、一針一針、立派なバッグを作ったのことがあったわ。

従兄は、小さい時から、手は飛びきって器用ですからね。

すごいのは、これはただの趣味に過ぎず、本業の美術大学の先生を、ちゃんと勤めてるのです。

お財布を入れる布袋まで作って、自分の名前の判を押して。

お財布にも判を。

最初読めなかったです。デザインっぽく丸くして、従兄に「ぼくの名前だろう!文字まで忘れた?」と笑われ。

うん、だいぶ忘れてきましたね〜、本当に。どうしようもないことです。


主人にも手作りのお財布をプレゼント。


皮の色は、10回ほど染めて、こうなったそうです。


すばらしいわ〜



5年生の夏休みは、塾を配慮しているらしく、宿題は少ないです。
自由研究は、家庭科でもいいというので、ふみにクロスステッチを勧めました。

学校の家庭科では、まだ玉結びしか習ってなくて、つまりふみは、針を持って布を刺すこと、まだ全然できないのです。

でも、来週からは、もう塾一色、のんびりする自由研究なんかできません。

しぶしぶ、ふみは応じました。

体操着に、ひらがな刺繍することに。

いざ、やり始めたら、ま〜、びっくり、ふみ、意外と器用だわ、
教えた通り、真剣に、ちょっと間違えたら、すぐ解く、真面目真面目。

初めて針糸を布に刺すにしては、とても上出来!


これなら、将来いつか、おじさんのように、手作りお財布とか?

風呂上り、ふみはさっそく刺し続けて、


ポリー、つまらなさそう。



ひらがな一文字、できあがり。


明日は、日曜日、ラジオ体操はない、バンザイ!バンザイ!