彼岸までのはず
さらしを買いました。
刺子をしようと。
白い長方形のずっしりした袋を見て、ふみが、
「メリケン粉?」と。
ははは、どこで覚えたのかしら。メリケン粉なんて。
刺子の生地を作る。裁断して、アイロンをかけて、消えるタイプのチャコペンで方眼を書いて、
たいへん。
始まる前なのに、もう疲れたわ。
ふみの塾のお弁当を作ります。
親子丼、入れ物は、ちっちゃいから、ちっちゃいから(ポリー最近よく言う言葉)、二つにしました。
ふみが入れ物を見て、「これって、結婚式でもらったよね」
よく覚えてるですこと。
紗綾模様を、生地の上に描かなくてはならないのだが、
ちょっともう、あり得ないです。
わたしの一番不得意分野、絵ではなく、幾何学模様が。
もう脳がえぐられてるような気分で、模様を描くところか、見るだけでも、ダメ。
パパに頼んで、紗綾模様を描いてくれました。
刺し始めると、ポリーがやってきて、小さいお針子さん、忙しい、忙しい。
暑さは彼岸までのはずだが、今年は、秋彼岸が過ぎたら、暑くなるそうです。