スープ
朝、目覚めたふみは、すぐベッドの下を覗いて、
眠そうな目で、にこにこ、にこにこ、
「なにかあった?」と聞くと、
「あった」とふみは小さい声で。
夕べ、ふみが熟睡したあと、パパはクリスマスプレゼントを、例年のように、ベッドの下に置きました。
12月、ふみにとって、ほんとうに幸せでたまらない月でございます。
12日はパパママの結婚記念日、ごちそうを食べる、それから自分のお誕生日、それからクリスマス、その後はお正月。わ〜〜
朝9時半にふみはお出かけ、今日は一日、塾です。
お弁当は、ふみは肉団子のスープを食べたいと言うので、ふみがでたあと、肉団子スープを作るわたしです。
まず鶏ガラスープに、玉ねぎとキャベツの細切りを入れ、コトコト煮込んで、溶けそうになるぐらい煮込んで、春雨を入れて、その間に肉団子作りを。
12時少し前、ランチジャーに入れた熱々の肉団子スープと、曲げわっぱに入れたご飯と、夕方に食べる小さいおにぎり2個を、塾に届けに行きました。
教室のドアが開いたまま、先生の声が聞こえて、先生はわたしを見て、「こんにちは」と。
ふみが「あ、ぼくのお弁当だ」
すると、ほかの子供たち「お弁当?あ、肉団子スープだ」「肉団子スープだ」
先生が笑って「そうなの?」
みんな「そうそう、肉団子スープ!」と。
なんでわかった?ふみが言ったんですね、きっと。
おもしろい。
帰って来て、お薬を飲んで、カーテンを外して、お薬の中の一種類は、眠くなる成分が入っているので、ぼーとしてくる前、カーテンを漂白剤に浸けました。
それから眠って、薬の作用で深い眠り、20分しか眠っていないんですけど、もう2時間も眠ったと、目覚めた時は焦りました。
ふみは疲れ切った様子で、夜はすぐすんなり眠りました。