同じ日
今日はわたくしの誕生日です。
今朝、雪が降る道端で、落ちた蝋梅を拾いました。
先生が、今朝2時22分に、お亡くなりになりました。
「そうですか」とわたしは。
涙は、ありません。
先生、これでよかったです。
あんなところで、好きな、命より大事にしていらしたことができなくて、
先生、かわいそうです。
先生は、ただただ命を惜しむような人間ではありませんから。
先生、これでよかったです。
いろんなお悲しみをかみしめながら、それを隠し、相手のことをばかり労わって、心配をなさって、先生はわたしの“聖人”、です。
先生はこれから、大好きなインドへ旅立つのでしょうか。
それとも、故郷の北欧へ?
最後の電話の“すみません”、“ありがとう”は、今でも耳に響きます。
先生、わたくしの誕生日は、先生のご命日なんですね、忘れることできませんわ。先生と、やっぱり御縁がありますね。この日をお選びになって、どうもありがとう、先生。
夕飯は、なんとなく、インド料理にしたくて、先生を偲んで、とのことでしょうか。
明日、先生にお会いしにまいります。