みぞれ





朝から雪まじりの雨が降っています。

気温は日中でもずっと2度しかなくて。

柄のある足袋を履きました。
この足袋は、お天気がよろしくない日にしか、出番がないんだわ。派手ですもの。


みぞれの中、銀行と郵便局へのお使いへ。寒いですけれど、冷たい空気で、頭がスッキリして、気持ちがよいのです。

ふみたちは今日、霊鷲山を登り、お参りすることでした。


石階段を、一段登って、一回膝まづいて礼拝する方も少なくないそうです。


頭が下がりますね。誠に。


ふみは今日、機嫌よく、皆さまと仲良く巡礼をしてたそうです。
半袖で、ほっぺ真っ赤なふみが、大きなサングラスをかけている写真がありました。

そのサングラスは、中国の大学教授C先生のだそうです。
ふみがかけて、かけ心地がいいみたいで、占領して返さないのです。「C先生、ぼく50ルピーを出すから、いかが?」とふみが。
C先生は、昔、日本留学経験ある方で、日本語が少し喋れるそうです。


「ふみちゃん、甘え上手よ、社会性高いというか、みんなに可愛がられて。ご飯のとき、女の方が部屋に戻って、ふみちゃんのために、持参の腐乳を取りに行ったり、ふみちゃんが、ナンと食べるのが好きだから」とYちゃんが。


ガイドのインド人の方は、裕福なバラモン階級の方だそうです。
その大学生の弟さんは、途中までバスでご一緒だったそうです。

若い弟さんは、ご自分のツィッターなどに載せるために、一々自撮りをなさって、
それでふみは、その大学生の弟さんを「ナルシスト1号」と呼ぶのです。

ガイドさんの実家の近くに着いたら、ガイドさんの奥様、小さい娘さん、お父様が、皆さまに会いに来て、一緒に記念写真を撮ったりして。

ふみがYちゃんに「あれ?コサトシ(ふみが無理やりにガイドさんの名前を日本語訳して)、結婚してんの?娘までいる!なのにあのナルシスト2号を口説いてるじゃないか、ダメじゃん」

ナルシスト2号というのは、同行の、髪の長い、ヨーロッパ籍の中国人の若い女性のことだそうです。


Yちゃんが皆に通訳したら、皆さま大爆笑、「ふみくん、よく観察してるね」と。


夜の電話、ふみが「ママに電話はいい、説教されるから、面倒くさい」とのことで、電話には出なかったです。



なんかね〜、ふみ、ますます抑えられない人になるんじゃないかしらね〜


今回のこの旅は、ふみの肝っ玉を一回り二回りも大きくさせた気がします。そもそも恐れる存在があまりいないのに。
今のところは、S会長さんだけじゃないかしら、ふみがちょっとまだ恐れているのは。

S会長さんは、「ぼくを大いに使っていいですよ」とおっしゃってくださっているので、本当にちょくちょくお願いするかもしれませんと、真剣に考えているわたくしでございました。