雨から晴れ

啓翁桜でございます。

ヨガ教室に生けて、先生、時々この大好きな場所にいらっしゃると思います。



ふみたちは、ブッダガヤに着きました。

選挙が控えているらしく、ストライキが発生しました。
その為、兵隊さんを載せているトラックがたくさん入ってきまして、街には戒厳令を出されたそうです。


お寺へのお参りはできますが、車の出入りは禁止し、お店も全部シャッターが降りてあると言います。


けどブッダガヤのお寺は、世界中からの巡礼の方たちで大変混雑してると言います。


ふみ、日に日にパワー全開の様子です。


お寺で、仏陀の等身大の像の前、大勢のお参りの人が、自分の身につけているものを、上にいるお坊さんに渡して、お坊さんがその仏像に、その物たちを触れ、お加持をして頂きます。

各国からの巡礼者がそれに近づきたい、お加持を受けたい、
けれど人が多くて、なかなか近づけない。

ふみ、台の上に登り、そのお坊さんと握手して、それから、手を伸ばして、仲間たちの物を受けて、お坊さんに渡して、お加持を受け、また仲間たちに返して、大活躍したそうです。


Yちゃんは驚いたと言います。
ふみは「そうさ、ぼくは強いさ。あのチベット人おばさん軍団はすごい、あれに負けちゃだめだよ」

また、たくさんの献灯の灯火に、熱で酸欠状態になり、それを気づいたふみ「こりゃだめだ」とすぐ外に出たと言います。けど、まじめにその空間にいる方も少なくありません、出て来たら、ちょっと不調がある方もいらっしゃったそうです。


「ふみちゃん、いつも周りの状況を読んで、臨機応変な対応してるのよ」とYちゃんが。



戒厳令が出されているので、明日の、車での鶏足山への移動は、難しくなりました。


キャプテンたちが相談して、早朝に車を出すしかないと。

十数人の団体の中、体調優れていない数人は、明日の鶏足山を諦めることになります。
Yちゃんもその中の一人です。

けど、ふみは行くって言っています。
Yちゃんがいないと、ふみの通訳がいなくなります。けどそれには、ふみは全く気にしていないようです。

4時半、ふみ起きることさえできれば。

キャプテンが、責任を持ってふみを連れて行きますとおっしゃって。



この団体のウィチャットグループ、わたしは参加しています。
皆さまのやりとりや、載せたお写真が見られます。


夜、チャットが鳴って、見てみたら、
「今、爆発音、なかった?」
「聞こえた。爆竹かな」
と。


爆発音?わー


さすがキャプテンさん(40代の理数系仕事の男性)、責任感が強く、様子を見に行くと、夜の街に出たのです。

まもなく写真を載せて、暗い中、爆竹らしきものが道路に落ちて、

キャプテンさんが「聞いてみたところ、今日は、ヒンズー教の何か良い日らしく、だからこの日を選んで結婚式を挙げてる、しかしわれわれと違って、夜に結婚式を挙げるんだね」

それからキャプテンは、その結婚式の動画を載せました。
人々は、お土産らしきものを手に下げて、式場に出入りして、上空には、ドローンが飛んでいる、との短い動画です。


わたしはYちゃんに「軍隊のトラック、物騒ですね、怖いでしょう」
「そんな怖いとか、ないですよ。ふみちゃんなんか、兵士たちに敬礼したり、兵士たち笑ってた」


ま〜、ふみ、どうしましょうね。
もうその環境は、楽しくてしょうがないじゃないかしらね〜
ま、戦国時代なら、もうそろそろ、初陣の年齢ですものね。



しかしふみ、日本に戻ったら、物足りないのでは。