春風


午前、ふみと美容室へ、ふみの散髪でございます。

「短くして。もうインドの時ももっと短くすればよかったよ」とふみが。

相変わらず旅のことをあまり語らず、ふみは“来るもの拒まず、去るもの追わず”かしら。

ただ一つ著しいことがございます。
それは、自分の話したいことだけ発して、人の話しと関連有無の確認全くないです。
会話のキャッチボールができないと言いますか。

この子、こうでしたっけ、わりとコミュニケーション力のある子でしたけど。


すぎたあの3週間に付いたクセなのかしら。
まわり、言葉通じない方がほとんどで、身振り手振り以外は、お互い、お互いの言葉で喋るだけだそうでした。


「ふみ、わたし今、それを言ってないでしょう?なんで平気で人の話しを無視して、自分の話したいことをだけ話すの?」

「え?……ヤバイな」



髪を切って、ふみはその足でボクシングジムへ、
わたしは郵便局へ。

帰りは歩いて、土手でお散歩しました。


つくしを、探したかったのですが、
見つかりませんでした。






プラタナス



鈴掛の木。哲学の木とも言います。古代ヨーロッパで、ソクラテスたち哲学者は、この木の下で講義をしたからだそうです。
明治時代に日本に渡ってきたそうです。


侘助まだ咲いてありました。


風はありますが、暖かい、暖かい春の午後でした。