ヨク


台風が過ぎて、暑さはまた日に日に増して来ました。

湿度が高くて。




昨日、R先生が、ふみちゃんに、と、団扇をくださったのです。

骨董市で買った、大相撲行司、木村庄之助の、だそうです。
R先生は、ふみが大相撲が好きで、詳しいであることをご存じで、両国に大相撲を観に連れて行ってくださったことが、二回もございます。


落ち着いた色の、素敵な団扇です。



先日の日曜日、ふみと口論になりました。

ふみは、わたくしのことを、
欲がなさすぎ。野心がない。
と批判して。
「せっかく二か国語自由に使えるのに、もっとなんかやりたい気持ち、ないの⁈今、需要は相当あるでしょう!このままショボい人生で終わるよ」

ショボい人生…
さすがちょっと、傷付きました。
「あなたはわたしの人生のなにがわかるというの⁈」言いながら、涙が止まらなくなって。


ずっと、涙が止まらなくて。
「今、この言葉を撤回するなら、許してあげる」

ふみは「あ、じゃ、ごめん」と。


ごめん?どうせ、心の中では、考えが変ってないでしょう。
この人、わたしの人生を、ショボい人生と見てるのか〜

涙また湧き出して、止まらなくなって。

泣き過ぎたかな、夜ら吐き気してしまいまして。


「そもそもママは、美味しいものが食べたいという欲もないのは、もうおしまいだよ」ふみはぶつぶつと。


「“欲がない”のは、わたしには褒め言葉です!どうもありがとう!」

「なに言ってんの意味わかんない。野心のなにが悪い?生きてるなら、野心とか、欲がないのは、つまんないよ、だいたいヨガの先生の影響を受けすぎ」

「もう、いい、あなたはヨガの先生のこと、なにがわかるというの⁉︎」



わたしのなかがわかるというの。