有りました

ボクシングジムに行って、帰りに、ふみは、昨日の車内に置き忘れたクーラーボックスのカバンをもらって帰って来ました。

中の空っぽのペットボトルは、駅員さんが処分してくれたそうです。

申し訳ないですね〜

「あれ?ふみ、シャツ、裏表、逆だよ。ま〜、このまま電車に乗ったの?ま〜」

「え?!あっ、ほんとだ!え〜〜、あ、でも、ジムを出るとき、誰もなんも言ってなかったよ。だから、もうこういうファッションに見えたってことよ」


どこまでポジティブかしら。


今日もジメジメした夏日です。
明日も暑いそうです。
この夏は、一人で花火ができたこと、思い出になりました。


夜、父方の従兄から、ある動画を送ってくれました。
この従兄とは、小さい頃に会って、それからは、一、二回会ったのかしら。
鋼鉄会社に勤めて、炎の前に作業もするらしいです。


従兄は、満洲に行ってきたそうです。
昔の邸宅の映像を撮って来ました。

へぇー、広いわ〜
今や政府の資料館になり、「宮内府」との看板があります。

中に、写真が展示してありました。
今の我が家に飾ってる写真と同じく。

なんだか、胸に詰まるものがありました。
もう一箇所「貝了府」もあったのですが、政府により、更地にして、今は関係ない建物たちが。


父は、一生帰らなかったから。帰りたい、行ってみたいのも、一切語らなかったです。

わたしも、行ってみたい、との気持ちは、ないです。少なくとも今は。


ふみにも見せました。
別にどうでもいいけれど、ただ、なんとなく。

歳月は、過ぎてしまい、振り向けば、雨もなく、晴れてもない。