もっともっと遠くまで

現在、広島に住んでいる幼なじみが、あるかわいいビデオクリップを送ってくれました。
「バックに流れているのは、あなたの大好きな歌よ」と書いてありました。

ビデオを観ると、幽かに流れてくる歌の前奏には、まったく心当たりないのですが、
歌が始まって…
!!何でしたっけ、これは!遠い昔、あれは故郷にいた日々だわ〜
歌手の名前、性別すら思い出せないけれど、私はもうその歌を口ずさんでいます。

「我要帯イ尓到処去飛翔…
忘了痛苦忘了那悲傷、我們一起起程去流浪
雖然没有華厦没衣杉、但是心里沖満了希望
我們要飛到那遥遠地方看一看
這世界並非那麼凄涼…」

私はあなたを連れて遠くまで飛んで行きたい
苦しみも悲しみもみんな忘れて 
さあ一緒にあてもない旅にでよう
立派な家もきれいな服もないけど
心は希望で溢れそう

もっともっと遠くまで飛んで行こうね
この世界はまだまだ捨てたもんじゃない


サビのところの「もっともっと遠くまで飛んで行こうね」を、
私たちは、自転車に乗りながら、何回も何回も歌いました。
トラックなどの大きい車が通るたびに、
私たちはさらに大声を出して歌っていました。
歌声、笑い声、自転車のベルの澄んだ音が、
初夏の緑の風を切って、どんどん後ろに飛び去って行く。


忘れ物したの、それは青春。