晩夏

酷暑の中、相変わらず出かけなければならないのです。ふみの要望で。


出かける先は、デパートや図書館しかないです。外では熱中症の恐れがあるから。
と言うものの、駅に向かってる途中、道路工事と遭遇、やむを得ず立ち止まって見物。
ふみは日曜日でも工事がやってるところがあることに興奮状態、炎天下でジャンプして「バケット、土いっぱい積んでる!」と。
バケットはショベルカーの“手”の先の名称ということは、ふみから教わった。


微かなビル風に助けられ、日傘をさして、ふみと一緒に作業をみる。
“おじしゃん”たちは、汗を光らせながら、ふみに笑みを送る。


しかしどうしてふみはこんなにショベルカーが好きなんだろう。
いつだったか、この質問を聞いた主人は、「あなたの影響じゃない?」と言った。


そうか、確かに昔は私はなぜかショベルカーがとても好きだった。
作業中のショベルカーを見つかると、立ち止まってしばらく見てしまう。
そして帰ってきたら、その話をする。
そして一般運転免許すら持ってないくせに、ショベルカーの免許を取りたがる…


しかしあれは昔の話だけどね、ふみが生まれてきてから、ショベルカーなんぞ話はしてませんよ。



私はショベルカーがただの“好き”でした。全然詳しくないし、知ろうとも頑張らなかった。
ふみは違う、ふみのショベルカーに対する気持ちは本物だ。
脱帽。





「プーしゃん、クシで髪をきれいきれいしてあげるね」
“お友達”のプーさん。普段はふみの脱いだ帽子を被って、静かにふみを見つめるだけだけど、気が向いたら、ふみはプーさんを抱擁したり、話かけたり、世話もしてあげるの。





知人から頂いたパッションフルーツ宮古島の。
初めて食べました。なんというおいしい果物なんでしょう。
酸味が効いてて、小さい頃から、果物はやっぱり酸味が強くないと、おいしく感じないんだ。





浴衣の季節。
持ってる浴衣は、夢二の絵柄のデザインです。
夢二の絵は本当に好き。