結婚しようね

「結婚しようね」とふみに急に言われ、ちょっとびっくりして思わず「え?」と聞き返したら、ふみはさらに「一緒に暮らそうね」とニコニコして言った。
あはははは、ふみを抱きしめて笑いが止まらなかった。

かわいい。かわいいけど、どうしてふみは結婚なんていう言葉が覚えられたんでしょう。うちでは普通のテレビ番組にもあまり興味ないし(サザエさんならソファーに座ってじーっと見ている)。


しばらく経って、お友達の誰かに言われたの?と聞いたら、トミカで遊んでるふみは「うん、Q君」


(^◇^)


保育園からの連絡帳に、来月から、午前のおやつをなくします、おやつは午後の一回だけになります、と。
そうか、大きくなって、ちゃんとご飯を食べるようになって、もう午前のおやつは、いらなくなるんだね。


実際この二、三週の週末、ふみ、そんなにおやつをほしがらないと気づいたのです。午前のだけではなく、午後のも、呼べば食べにくるって感じ。


先週の週明け、朝、保育園に着いて、ふみが急に、
「Kちゃん違うね、変わった」と入り口を見て言う。
入り口から入ってきたK君、まっ、右目の回りに黒に近いアザができ、両目の間の鼻も腫れ上がって、本当にまるで別人みたい。
「どうしたの?Kちゃん!」とあちらこちらから、この悲鳴が飛び上がった。

「転落。階段から」と、K君のお母さんが。淡々とした口調だが、階段から落ちた直後は、どんなにたいへんな場面だったろう。
でも、K君の変わったのは顔だけ。いつものようにニコニコして「おはよーふみくんのママおはよー」とわざわざ私のところに挨拶してくれた。

こわいね、転落なんて…
ふみは何のケガもしないように、祈るわ。

「ふみ、Kちゃんかわいそうだったね」保育園の帰り道でこうふみに言ったら、「うん。なんか、階段から落ちたって」、へぇ〜ちゃんと聞いてるんだ。


それが今週になって、Kちゃんのあざ、なんと、ほぼなくなってる!おそるべし生命力。K君のお母さんは笑いながら「ね〜若いってすごいですね」と。


昨日は保育園の帰りに近所の小児科によって、インフルエンザのワクチンの注射を受けてきた。
待合室でふみと順番で体温を計って、ふみはなにを思ったか「今度パパも連れて来ないとね」と言った。なんかいいことを待ってると思ってるかな。


診察室に入って、久し振りに会う先生に、ふみはおじきしてご挨拶をした。
先生は「あら!お兄ちゃんになったね」
先生はびっくりしたのでしょう。だってふみはここに来て、ぎゃーぎゃーしか言ってなかった気がする。
先生は私に「今日はどういうことをするのは話しました?」
「いいえ、まだなにも」

正直ふみはどうなるかちょっと自信がない。

ふみが先に注射した。
少しも泣かなかった。
一瞬顔をしかめたが、我慢して、声も出さないし、涙もなかった。

昔のふみをよく知ってる先生は、とても驚いてた。
や〜本当に意外だった。


小児科からでて、「ふみちゃんえらい、すばらしい!」とふみのほっぺをちゅっちゅっちゅ。
「ママ、ご褒美は?」
うん、ご褒美すべし。
ふみの大好きなお寿司を買って帰った。
ふみ、あなごをおいしそうにたくさん食べた。





そういえばこの前、歯科に行ってフッ素を塗る時も、全然平気だったね。



この表紙の絵を見たら、ふみは
「あれ?あばじゅだね」との一言。