久し振りに浅草

何日前からふみは珍しく朝早々から、だるそうな感じでコロンとなって、眠いとか言って。
土曜日は最後の保育園で、その晩、夕飯のお蕎麦を食べたら、ふみは吐き出した。
機嫌は悪くないが、やっぱり心配で、熱とかもないから、常備している整腸剤を飲ました。

翌朝も、ふみは食欲なく、かろうじて少し食べたら、また戻した。


戻してから、なんか気分すっきりのようだが、「お散歩いかない、ママとうちで遊ぶ」と珍しくおとなしい。
まだ午前というのに、ふみは私の腕枕で眠った。
生まれたばかりのふみは、まだ小さく小さく子猫のようにビービーと声をだしながら私の脇のあたりに寝るのです、先生が診にいらっしゃる時、いつもふみが見当たらないことだった。
その時からのくせか、今もふみは寝る時、私の腕枕でないとだめで、眠ってからこっそり自分の枕に戻しあげてるけど、夜中の後半は、また私の腕に戻ってくる。

朝まで指も腕も痺れてくることしばしばだが、まぁ、こういうのも今のうちね、あっという間に生意気になって、親よりお友達と、っていうことになるのでしょう。

昼過ぎに起きて、いつもはあまり好きじゃないお粥を、ふみは自らパクパクと食べた。やっぱり体は状況によって欲しいものが自然に変わるんだね。


昨日はダメもとで近くの小児科を覗いてみたら、この年末なんとまだやってるではないか、入ろうとする時、ふみ泣いた、大粒の涙がボロボロ落ち、
「ママ、ふみイヤだ、入らない、ママがいい」と、しくしく。
わかった。ついこの間までここでインフルエンザの予防接種を二回も受けたもんね。ふみは頑張って泣かなかったが、実際やっぱり痛かったんだね。


しゃがんでふみの腕をつかんで、
「ふみ、ママを信じて、お注射も痛いこともないから、本当に。先生に診てもらうだけだから、ママを信じて、いい?」
「…うん。」ふみは頷いて素直に中に入った。
泣いたことを引きづるかと思ったら、中に入った途端、
「ふみちゃんアンパンマンのスリッパがいい、あ、ドラえもんもある!」とスリッパ選びを楽しんでた。
いいな、来るもの拒まず、去るもの追わず。“今”をしか生きてない。


話を聞いて、お腹など聴診器を当てて、ウイルス性胃腸炎だと先生が。でも軽いほうだから、整腸剤と吐き気止めの座薬(こちらは激しい嘔吐の場合のみ使う)を処方してくれた。


あれからふみは嘔吐もなく、下痢もない。
食欲も普通に出てきて。完全に治ったようだ。
よかった。でないとせっかく取ったおせち料理も食べられない。(>_<)



しかし治ったと共に、体力も回復し、ふみはまたいつものように家中走りまわり始めた。普通に歩くことができないのかな。


「あ、ごんずいだ、ごんずい!」
ふみはテレビを指さす。
魚の集団が泳いでる。
魚にまったく詳しくない私は何を言ってるのかさっぱり。

パパがテレビを覗いたら、「本当、ごんずいだ。すごいなふみ、よくわかったね」
どうもパパがたまにふみに魚図鑑を見せたりしている。


「つばしゃ!」
ふみまたテレビに指をさす。
大雪の中の新幹線の情報。パパの確認により、映ってるのは確かにつばさ。
へぇ〜ふみ、まだつばさに乗ったことがないのにね。



今日はパパがお休みで、三人で浅草に行ってきました。

きれいなお姉さん。



冬の空は真っ青だな。



昔からよく通う和紙屋さん。昔と同じでうれしい。




観音様



おみくじを引いて、「大吉」でした。
浅草、久し振りでした