雨と風が過ぎ

今朝起きて、ふみの右目の瞼がかなり腫れてました。
幸い痛くも痒くもなさそうで。


保育園の帰りに、ふみを連れて近くの交差点ところの眼科に行きました。

テキパキした女医で、診察をしたら、“ものもらい”でした。
大きいものもらいで、もうつぶされてるそうです(だからメヤニが出るんだ)。

目薬と抗生剤を処方してくれました。

「人に移ったりしませんから、保育園は続けて行っていいんですよ」と先生が。
「先生、この子お野菜が嫌いで全然食べませんので、ものもらい、そのせいでしょうか」
「は関係ないと思いますよ」
「はいっ」(ふみは聞こえなくていいから)



帰りに道端で野良猫を発見。
真っ白で長い尻尾と長い毛、ベルシャ猫じゃない!
なんで野良猫になってるの?
まあ、ホームレスだっていろんな事情な方がいるしね。

「ねね、なんで野良猫になったの?」
「にゃん〜」
「そっか、自由のためっか」


カバンにあるふみへの“ご褒美”のお菓子をあげた。
けどその猫は、目の前に置いてるお菓子の匂いをかいて、食べようとしない。
さすがベルシャ猫、食べものならなんでもいいんじゃないだ。
高貴高貴。


「失礼ね、これはふみへのお菓子よ。何がダメなのよ」
「なにがダメなのよ」とふみも少々腹が立ってきたようだ。


ふみは、いきなり手を伸ばしてそのお菓子を動かそうとする。
それまで優雅な佇まいで動きがゆっくりとした猫が、急に豹変、猛スピードでふみの手を叩いた。何発も。

ふみはかなり驚いたようで、固まっちゃって手を引こうともできなかった。
手の甲に三本ぐらい傷痕が残った。

しばらくして、ふみはゆっくりと泣きだした。
「イヤだ。ママが嫌い、ママあっち行ってぇ〜」

なんでよ。関係のに。それとも笑ったのが気に入らなかったのかしら?


瞼の腫れと手の甲の傷、ダブルパンチのふみであった。


これでふみは、「民、食を以って天と為(成)す」を覚えるのでしょう。


今日はあたくしの誕生日。
ふみの要望で(わたしの誕生日なのに!)三人でイタリアンで食べた。

帰ってきてケーキも食べた。

ふみは終始上機嫌だった。
自分の誕生日だと勘違いしてるよ、きっと。