さよならみなかみ

源泉かけ流しの、いい湯で、いい宿でした。
ふみは、帰りたくないと言って、同感だわ。

夕べ、いつもより早く眠ったせいか、今朝、わたしは4時半に目覚めてしまいました。


5時になったら温泉に入り、早朝というのに、露天のほうに出ても、少しも寒くなく、ひんやり感すらないのが、不思議なぐらいでした。こんなに山に囲まれているのに。

いい季節ですね〜


朝食のあと、川辺でお散歩をしました。

ふみは、とにかく走り回る。

水たまりを覗いたり、梯子を登ったり…。
気が付いたら、心配症のわたしは口が止まらないほど、ふみを注意している。
「ふみ、落ちるから、それやめて」
「ふみ、滑るよ」
「枝を持たないで、目を刺されるよ、危ない」
「ふみ…」

大概ふみに面倒くさそうな顔をされる。

「だいじょうぶだよ、これぐらいは。男の子なんだから。昨日は裸足で登ってたよ」とパパは言う。

そうか、そうでしょうね。
けど、見ていると、一々ハラハラしちゃうのは、どうしようもないですから。

どこまで子供を信じて任せて、見守るだけでよくて、どこから注意して止めなくてはならないのかは、わたしはいまだに、その加減がよくわからないみたい。母親なのにね。
(-_-;)


けど、ふみは、そんな心配症な母親と関係なしに、すくすくとたくましく成長していることは確かなんだ。


今は帰りの列車の中、朝から、はしゃぎっぱなしのふみは、発車まもなく眠ってしまい、しっかりと充電している。