雨が降ったりやんだり

あんなに美しく咲いてた蓮の花、あっという間こうなりました。

これもこれできれいですね。

蓮って、日照時間が足りないと、萎れてしまうんですって。



今日は新宿に行って、アンパンマンの映画チケットを買ってきた。
今週土曜日に上演される新しい映画で、その翌日の日曜に、ふみを連れて見に行きたいと思ってる。
混むとは覚悟してるから、できるだけ早めに並びに行こうと思って。


もしうまく入れれば、ふみにとって初めての映画館で観る映画なんだ。


ふみには映画好きになってほしい。


ふみぐらいの年齢で、わたしはもう、椅子を持参して毎週末、映画観に行っていました。
いろんな国の映画を観ました。映画は、わたしの世界への窓となってました。

中学校の時、ロシア映画を観た同級生が、その中の工作員の複雑な関係や利益関係を理解できず、翌日学校に来て、わたしに聞いて来たのです。
それは結構記憶に残ったエピソードでした。
どうしてその子が映画の内容を理解できないのか、わたしは驚きました。同時に、その二時間の間に、濃縮したものを理解できることは、当たり前でもないのだとのことも認識させられました。


とにかく、ふみには映画をたくさん観てほしい、理解できるようになってほしい。
映画はやっぱりいいよ。映画はやっぱり映画館に観に行かなくちゃ。



今週土曜に上演予定の邦画「ディアドクター」ですが、鶴瓶さんの主演で、とても観たかったのだが、先週の「週刊文春」の、新しい映画を紹介するコーナーに、品田雄吉という映画評論家が、「鶴瓶が演じたそのニセ医者は…」とコメントしていた。
信じられない!テレビや新聞のCMでは、みんな「訳ありの医者が…」「たっだ一つウソのある…」などと、その謎を映画の売りの一つとしているのに。
なのにその映画評論家は…。
怒りさえ覚えました。失格だよ失格。


一つ小話を思い出しました。
ある大の推理小説好きの人が、ずっと観たかったサスペンスの舞台を観に行ったのです。

彼は、一人で静かにそのサスペンスを鑑賞しようとずっと楽しみにしてきました。そのために彼はわざわざ個室を取りました。

舞台が始まったのです。
まもなく、飲み物やおつまみを売る店員さんが入ってきました。
「すみません、ワインはいかが?」とその店員さんは声を低く言う。
「結構です。集中して観たいので、出て行ってください」
「では、この木の実はいかが?」と店員さんは諦めずに。
「いらないと言ったでしょう」
「かしこまりました。では、ビルはいいでしょう?一杯だけなら」
「いりません。出て行ってください!」
「かしこまりました」と、店員は個室のドアを開け、「最後に、あの、」と店員さんは舞台に指さして、「右の三番目の人が、犯人です」、店員さんはそう言い残して、出て行きました。
この小話は、「店員さんの復讐」と言う。