連休というのは

大型連休はどんなものか、考えが浅かった。

朝早々、「やっぱり連休って、電車がすいてるね」と、三人で言葉を交わしながら、最寄りの駅から乗って、鎌倉へ出発。
江ノ電に乗って、江の島まででもいこうかなと。

新宿で湘南ラインに乗った途端、違った。
ぎゅうぎゅう詰めで、グリーン車もたくさん人が立ってた。

まあ、渋谷とかで降りるのだろうと思ったが、結局鎌倉までずっと立っていた。
北鎌倉で人が結構降りて、窓から北鎌倉を見ると、わ〜これは北鎌倉なのかしら…。
円覚寺の長い階段が、まるで初詣のような人が行列して、なかなか動かない。

でも驚くのはまだ早かった。
鎌倉駅に着いたら、もっとすごかった。
話を聞いたら、江ノ電に乗れるまでは、30分以上待ち。
すぐあきらめた。

鎌倉で出ようと、改札あたり大勢の人が立ち止まって、何かの事故でも?
なんと、ただ改札を通るの順番待ちだけ。

これじゃ、進むのも戻るのも、むずかしいわ。


バスに乗って長谷寺へ、車道は混むわ、歩道も混むわ。
歩道の人たちは、行列進行のようにぞろぞろ。

長谷に着いたら、もう11時半。さきに食事を済ましましょうと、毎回行く蕎麦屋さんへ。ここもすでに行列。
30分近く待って、やっと食べることができた。

キャラメルソフトクリームを並んで買って食べて、オルゴール館をゆっくり見て(ここは案外混んでなかった)、これでもう帰ることにした。

バスに乗って、渋滞渋滞の中、ようやく鎌倉駅に着いた。

こんな鎌倉、初めて見た。


帰りの電車の中、ふみは眠った。パパもママも。
疲れたもん。

新宿駅みどりの窓口で、suikaの宣伝で、駅員さんの服を用意して、子供にただで貸して、撮影できるサービスをしている。
ふみを連れて行った。

ふみは照れながら、大喜びした。


大好きな特急の「かいじ」のおもちゃもパパに買ってもらって、
ふみよ、これで今日はいい日だと思いなさいな。