楽しく歌ってた

パパが一泊二日で岡山へ出張。


10時頃の出発で、ふみの目の前に出て行くと、またふみいろいろとめんどうからと思って、9時過ぎ、わたしもうふみを連れて出てきました。


茶店で、わたしはアイスコーヒーに、ふみにアイスココアを。
今日はわりと暑い。


それでも音楽教室の時間までまだあるから、駅の向こうの教会に行くことにした。


久しぶりに教会に行きたくなった。


あの広い静寂な空間で、心と体も静かになって、例え僅かな間でも、必要な時間です。



教会に向かってる途中、ふみは急にわたしの手を持ち上げて、手の甲を軽く叩きながら、
「静かにしてね、教会では。大きい声をだしちゃダメよ」と、真面目な顔で言った。


あははは、思わず吹き出してしまったわたし。


笑ってるわたしを見て、なにかを考えてからふみは、
「ふみちゃんもね」と追伸。


(ふみちゃん“も”じゃなくて、ふみちゃん“だけ”が問題になってるんだよぉ〜)



日曜日じゃないせいか、教会ではお祈りをしている人が2、3人だけでした。


一番後ろの席に腰をおろしてるわたし、ふみは一人迷わず前のほうへ行った。


前に座ったふみは、讃美歌を手に取って、それらしく“読んで”いる。




深呼吸して、ゆっくり目を閉じた…。


しばらくして、「ママ、人少ないね」とのふみの密かに喋るつもりだが、余計に響く声が耳に入った。


あきてきたんだねふみは。
目を開き、また深呼吸して、わたしも讃美歌を手に取り、さっと開いた1ページに、

「わけへだてをとりのぞき、ねたみとあらそいをさけ」との歌詞が書いてあった。



何回か教会のお店から、クッキーを買ったりしてた。
手作りのクッキーで、鎌倉修道院のシスターたちが作ったもの。素朴な味で、なかなかおいしい。



音楽教室のふみ、今日はパワー全開。
高い声で、時々裏声になるほどで一生懸命歌ってた。
しかしその歌と振りたち、いつの間にか覚えたのだろう。



またエレクトーンの上から雷と風の音をだしたりして、とっても楽しそうだった。


子供たちは、歌より、叫びに近いわ。




音楽教室から出てきて、もう12時、近くて昼食を摂るしかない。
「ふみ、なにを食べようかな」とわたしが聞いた途端、
「タイの麺!」とふみが。


しぶい!
タイ料理店へ行った。
焼きヌードル、わたしは辛口、ふみは甘口。甘口と言っても、甘酸っぱいだね。
「太麺がいい」とふみは麺のタイプを指定。

ふみは、この甘酸っぱいタイの麺をほぼ一人前を食べた。



「ママママ、あしたはじんだいじに行こうよ」
「えぇぇ〜深大寺?、はぁ〜」
ため息をしないように、気をつけます。