神代植物園

今日も晴れて、日陰はとってもひんやりとしてます。
ふみと9時に神代植物園へ出かけました。



駅まで歩きながら「ふみ、昨日あの女の人が話してた、もしかしてテレビに出られるお仕事みたいなこと、覚えてます?」
「うん、覚えてるよ」
「あれね、パパは反対と言ってるけど」「はんたい?」
「あ、ダメだと言ってるけど、パパが、どうする?」
「いいよ」
「いいよって、どっちにするのふみは」
「やめる。だってパパがダメと言うから」

わ、あっさりだね。

今回のことは、ふみにはどうでもいいことなんだ。


教育テレビの子供番組を毎日のように観てますけど、自分も出たいとか、自分もそこで遊びたいとか、ふみは一回も言ったことがないです。


子供服のカタログの子供モデルの写真なんかにもまったく興味ないし。
だから今回はあっさりとやめるよと言って。

これがシンケンジャーとか、ショベルカーとかのことだったら、また話は別だと思うね。
そもそもふみは、そういうタイプじゃないだということ、わたしもわかっています。

“戦い”に夢中のふみは、剣道も戦うことできると知って、今、剣道に憧れてます。

近くにわりと大きい警察署があって、そこに警官が剣道を教えてる教室があります。

話によると、そこは厳しくレベルも高い、数々の大会で受賞したりしてます。


けど、そこで剣道を習うのは小学校以上でないと入れないので、ふみが小学生になった途端、すぐそこに入れるつもりです。


新宿で乗り換えて、調布駅からバスで神代植物園に着いた。



「紫炎」というキク科テンジクボタン属の花です。



晩秋の風景



こちらは同じくキク科テンジクボタン属の名前は「妖精」です。



こちらは「夢芝居」。この2匹の小さい蝶々は夢芝居を演出してるようです。


こちらは「みだれ髪」



今度はバラ園へ移動。


ここには数えきれないほどのバラが咲いていて、ほのかな香りを放ってます。




バラソフトクリームで一休み。



森の奥へ行ってみたいが、もう昼近くなりましたから、あきらめました。



孤独な柿。



深大寺に行って、深大寺そばを食べよう」とふみは勝手に決めて、勝手にはしゃいでる。
えぇぇ〜ちょっと〜



いろんな木の実。



これはヒマラヤ杉の実。



仕方なくバスに乗って深大寺へ。
さすが祝日、混んでます。


どの蕎麦屋も大行列で、それでもふみは「平気、待つ!」と。

やっとお店の中に入れた。注文したおそばが出てくるまで、またかなり待ってました。



ふみは、もりそばしか興味ない、なかなかしぶい。
わたしは冷やしなめこそば。



帰りの電車は全然座れなくて、新宿まで立ってたので、
ふみはうちに着くまで眠ったりしなくて、助かりました。





植物園にいる時、姉から携帯にメールが入りました。
おじが昨日亡くなったのです。
……

おじと最後会ったのは、6年前でした。まだおじは元気だった。
その後、病気で倒れて、いつかお別れになるのだろうとは思っていたけど、いざこれが現実になると、またなんとも言えないほどの虚しさに襲われる。


どうか、天国でゆっくりとお休みください。


小学校の時に、おじに「私の自分の子供も含めて、文章書けるのは、君だけだよ。期待してるよ、どんどん書いて」と言われたことを、わたしは、一生忘れないでしょう。



わりと好きな歌があって、よく口ずさんだりもしてました。
つい何年か前に、その歌を作詞したのがおじだったことを初めて知りました。

驚いてるわたしに、「あら、知らなかったの?」とにこにこするおば。


みんなから見て詩人であるおじは、わたしには、ただ永遠に優しくて素朴なわたしのおじだった。
おじと喋っている時、よくおじのなまりを真似しながら喋っていました。
おじは、少しも怒らず、かえって楽しそうでした。




しかしわたしの身内の人、こうやってどんどん減っていくのね〜…