立春


立春の今日、東京の最低気温は氷点下でした。
日陰の雪はなかなか溶けません。
明日も最低気温が氷点下になるとの天気予報です。

「今日もSちゃんに会えたらいいね」と、今朝のふみは、しみじみと言う。

昨日の朝、そとに出た途端、Sちゃんとお父さんに会った。
Sちゃん、笑顔いっぱいで「ふみ君〜」と言って、自然にふみの手と繋いだ。

ふみはというと、もう、うれしそうでうれしそうで、言葉が見つからないようで、急に笑い出した。
ふみの笑い声は今まで聞いたことのない作り声だった。
「あはは、あはは、あはは」とっても乾いてる声だった。

ふみって、バカだな〜と思う同時に、かわいく感じてならない。


先週の柔道道場、ふみは、自分より10センチほど身長の高いSちゃんに、ずっとべったりくっついて、普段同じ組のライバルは道場には一人もいないから、Sちゃんを占領できるふみは、嬉しそうで嬉しそうで。
Sちゃんと交わす言葉がない時、ふみはSちゃんのホッペを両手でつねる、(バカだな)とわたしは思いながら、それを見てた。
Sちゃんは全然怒らない、温和そうに笑う。

何回かつねって、とうとうふみはSちゃんの顔を舐めた。


帰って来て、ふみに聞いた。
「Sちゃんを舐めたりすると、嫌われるんじゃないの」
「Sちゃん怒らないよ」
「でもやっぱりイヤじゃないかな。それより、ふみはなんでSちゃんを舐めるの?」
「好きだから」
「ほかの好きなお友達も舐めたりする?」
「しないよ、Sだけ」
大人っぽい顔してる(綾瀬はるか似)Sちゃんは、ふみ組のマドンナなんだ。


明日は「大きくなった会」、ふみたちも歌やお芝居の披露がある。
保育園で総練習が何回もあったが、先生の話だと、「ふみ君は照れて、なかなかちゃんとやらない」そうだ。

でも、うちに帰ってきたふみは、調子が出てきた時、
「歌ってあげようかぁ」と言って、
「♪君は君が好き、僕はぼくを好き…」と歌ってくれるけどね。
明日、どうなるやら。


主人の姉から、誕生日にバラの花が届きました。

赤いバラを頂くのは、どれぐらいぶりなんでしょう。

義姉の手作り紅茶シフォンケーキも。
箱を開けた途端、ふみは手早くちぎって食べた。

「ダメよ」と言って、わたしもちぎって頂いた。
しっとりしてふんわり、とってもおいしいです。




誕生日にお祝いをもらえるのは、うれしいことです。

「ふみ、大きくなったらママの誕生日に、ちゃんとママに何かプレゼントしてね」
「わかった。かわいいメガネとか」
? かわいいメガネ?これはまたなんの発想でしょう。