大晦日

日本の紅白歌合戦のように、大晦日の今日は、昔から「春節聯歓晩会」という番組があって、これを見ないと年が開かないみたい。
また日本のように、見ないは見ないで何となくもの足りないし、見たら見たって 文句を言うし、毎年毎年。


今、何年ぶりで「春節聯歓晩会」を生中継を見ているわたし。

相変わらず相当華やかで、お正月らしい。


冷たい雨は一晩中激しく降り、今日の気温は11℃〜12℃。
気温の差あまりないですね。


雲は、ぶ厚く暗くて、湿度が高い。
泊まっている大学のホテルから、姉の職員住宅までは、歩いて5分ならない。
ホテルの前に結構大きい池があって、睡蓮が咲いてます。

檳榔樹並木道の大通りから姉の住宅区へ入ると、道の両側の木に、お年玉の赤い袋がたくさん飾ってある。



午前、デパートに行った。
規模が大きすぎて、訳わからなくなるぐらい。

お買い物して、昼は「麺点王」という店で昼食。
買い物の間、ふみは姉と一番上の階のゲームセンターで遊んでた。


お買い物が終わって行ったら、ふみはメリーゴーランドに乗りたいと、パパと乗った。

広州にくるまえに、ふみはもう「広州に行ったら毎日ショーロンポ食べられる?」とずっと聞いてました。
「麺点王」は小麦粉料理のお店、ショーロンポはもちろん、海鮮餃子・セロリ餃子・ヘチマ餃子も頼んだ。
それぞれ美味しかった。
ふみはショーロンポを黙々とたくさん食べた。


三人とも昼寝して、夕方、霧雨の中、大晦日の「年夜飯」を食べに、東北料理屋さんへ。
3年前もここで食べた。故郷の味に似ていて、懐かしい。
久しぶりに茴香(ういきょう)餃子を食べた。あんこ付き粟餅も。

昔と違って、今はこの大晦日夜の「年夜飯」は、ほとんど外食することになってる。
そのためにレストランは混んでいて、早めに予約して、しかも時間帯まで予約することに。


中国は、やっぱり景気がいいですね。隅々までそれを感じます。


「雷、来るんじゃないの?」
ふみはオレンジ色っぽい空を見てそう言った。
「来ないよ」


バババババ、爆竹の音が鳴った。

「なに?これなに?」ふみはびっくりしたようす。


そうっか、爆竹をまだ知らないんだ。
いくら禁止されてもお正月には欠かせない爆竹を。


「なんでばくちくやるの?」
「う…ん、鬼は外と同じよ、鬼は爆竹が怖いから、よい一年になれるから」
「鬼は外?あの鬼はお豆が怖いよ」
「だから、中国の鬼は爆竹が怖いの」


今、間もなく寅年が明けようとしてる、爆竹の音は、遠くから近くから聞こえて来ています。
よい一年になりますように。
明けまして、おめでとうございます。