バナナ虫の伝言

夕べ、知人のKさんにメールで、ふみが鎌倉まで、自分の潰したバナナ虫を持って行って埋葬したと話して、
今朝携帯を見たら、Kさんの夜中のメールが入ってました。

「バナナ虫より、ふみくんへ
僕は、ふみくんの役にたったのかなあ?
僕は、この世に生まれ、今回死んだことを悲しんでなんかいないよ。
潰された君に、お経をあげてもらって、とっても嬉しいよ!
僕が、虫として生まれ死んだ意味があったよ!!
僕の死で、君がひとつまた大きくなってくれたかなと思うと、僕の存在の意味があったのだから。ありがとうふみくん!!

それもわざわざ鎌倉のお寺まで連れて葬ってくれて、ありがとう。
僕たち虫たちのなかで、亡骸を葬って貰える幸せ者は、なかなかいないよ。
それもお寺になんて、僕くらい最後が幸せな虫はいないよ。
お礼まで。」

とのメールです。


ふみに読んであげることにしました。
静かに聞いてるなと思ったら、ふみは、泣いた。

涙をこぼさないように一生懸命目を大きく開けるが、やはり涙は、こぼれてきたふみです。

なんだか複雑な気持ちでわたしももらい泣きして…。



昨日のハイキングは結構ハードでしたこと、今朝起きてから感じた軽い筋肉痛で、改めてわかりました。


「ふみ、筋肉痛を治すのは、さらに歩くしかないから、新宿まで歩いて行こう」
というと、ふみは快く応じた。


強い陽射しの中で、ふみは帽子、わたしは日傘で、徒歩新宿へ行きました。


新緑が眩しい。



日陰がまだ肌寒いです。
いつこの時期らしくなるのかしらね。