お花を

紫陽花、だいぶ開きました。


きれい。この花、なんとも言えず好き。こんな色のお花があるのは、日本に来てから初めて知る。人工的のではなく、自然のままでこんな色なんて、出会うまで、想像つかなかった。


このお花、Nさんに捧げたい。

Nさん、亡くなったと聞いて、絶句した。自らの死だと聞いて、涙が出るかと思ったら、涙はなかった。一種の深い悲しみに陥った。
Nさんの究極な孤独を、一瞬少し味わった感じがした。わたしは衝撃を受けた。
孤独は、Nさんをぼろぼろにした挙句、…


初対面の時、あれは何年か前のこと。「きれいな方ですね」とわたしは思わずNさんに向かって言った一言。
「ええ〜なにをおっしゃいます〜」とNさんが。


Nさん、やっとラクになったのでしょうか。


昨日、二週間ぶりにダンススクールに行って、パティ・ペイジの「テネシーワルツ」でワルツを踊る。
まわる、まわる、しあわせ、涙でそうになった。
Nさん、もっと生きればよかったのに、生きて、生きて、かと言って必ずいいことがくるとは言えないが、でも生きて、やっぱり。



ひまわり、まだ元気。