猛暑
や〜暑い。夜になっても気温は全然下がらなくて。
外の空気を吸うと暑く感じ、保冷パック入りのマスクを作って付けたいぐらい。
外から帰ってきて、なんとうちの気温は32℃!
部屋のクーラーを20℃(!)に設定して、しばらくかかって、やっと室内は29℃になった。
ニュースを見ると、都心は、2年ぶりに猛暑日になったという。
熱中症だけには、気を付けないとね。
パパは休みの日に、猛暑を避けるため、朝8:30の映画を観に行った。「借りぐらしのアリエッティ」を。
「なかなかよかった。小人が使うポットが小さいから、お茶を注ぐ時、表面張力で、すぐには出てこない。よく描いたね」とパパが。
そ〜ですか。そんな細部まで、気付かなかったわ。というか、ふみがそばにいると、いくらだいぶおりこうになったと言っても、やっぱり常に気にしながらだからね。
アリエッティのちっちゃいホルダーを、
ふみの通園リュックにこっそり付けました。
帰って来たふみを観察して見たけれど、別になんともないや。
朝、ふみに夕べの洗濯物を畳むのやってもらった時、「ふみ、リュックにアリエッティが付いてたの、知らないでしょう」
「知ってるよ」そう言うふみの手は止まらない。
「え?知ってたの?いつ?」
「おやつ、ぼく一番早く食べ終わって、仕度する時、わかったの」。
ふみたち帰宅の荷物の仕度は、全部それぞれ自分ですることになってる。
「アリエッティが付いてるの見て、びっくりした?」
「別に。あ、アリエッティだと思った」
なんじゃそれ、もうちょっと感動してぇ〜
パパが映画のパンフレットも買ってきて、ふみはそれをじーっと見てました。
病弱の少年が泊ってるおうちのお手伝いさんのハルさんを見ると、「この人怖い、意地悪するから、嫌だ」という。
う…ん、ふみ、人はそれぞれの立場というものがある。小人のアリエッティたちから見ると、人間に少しずつ食べ物や生活用品を貰って、いや、借りて、生活するのが何が悪い、と思ってるかもしれないけど、
お手伝いのハルさんから見れば、“泥棒小人”になっちゃうんだね。
人は、自分の立場からの判断しかできないからね。だからハルさんは小人たちを捕まえたい、追い出したいからね。
と言ったら、ふみは理解しようとしてるのか、まだあまりわからない感じで聞いてました。
そこで、「人間は、また自然から無断でいろんなものを借りてるんだけどね」と横にいるパパが。
昼ちょっと過ぎた都心、36℃を超えた猛暑日となった。