栄枯盛衰
今日もよいお天気、ふみと久しぶりに御苑へ。
広々として気持ちいいやー
走るふみを眺めている時、携帯が鳴った。
朝青龍の断髪式のチケットが入ったから、との内容の電話だった。
え〜〜、行きたいとはずっと思ってたけど、でも、急に、…、よし、行こう!
場内へ入り、わたしたちのお茶屋さんの上州屋に案内してもらって、桝席へ。
ちょうど第68代横綱朝青龍が土俵入り。フラッシュと大歓声の中、いきなりわたしは目頭が熱くなった。
朝青龍は、やっぱり朝青龍。華があって、愛嬌があって、憎めないタイプですね。
農耕民族の日本人は、朝青龍みたいな、周りと足並み揃えようとしないタイプは許せない、徹底的に叩くんですね。
だけど、今日のような、朝青龍のことが大好きな日本人もたくさんいることも事実ですね。
着替えした朝青龍が再び登場。
後援会最高顧問がご挨拶。
モンゴル国の首相をはじめ、いろんな有名人たちにより断髪式が始まった。
元横綱 曙
食べきれないほどの焼き鳥だの、お弁当だの、おつまみだの、お茶やジュースも、自分の桝席のお茶屋さんを呼べば、いつでも持ってきます。申し訳ないぐらい。
朝青龍の父親が登場。
朝青龍の額と頬に口づけした時、知らず知らず、わたしの涙がにじんで…。
同じくモンゴル出身の朝赤龍も朝青龍の頬に口づけして、わたしはまた涙。
周りのライトを落とし、モンゴルの楽器馬頭琴が流れ、横綱はまるで一人っきりこの世に居る。土俵は、横綱の人生の舞台に見えてならない。
わたしは、もう涙が止まりません。
親方が朝青龍の髷を切った。
朝青龍、うっすらと涙が浮かぶ。
朝青龍のお子さんたちが献花。
女性は土俵に上がることは禁止されてるので、長女は下から花束を渡した。
ご挨拶してから、横綱朝青龍は、土俵に口づけして、潔く去った。
タオルで口を塞ぎ、泣き声を出さないように、涙、涙のわたしでした。
帰り、4人分のお土産を一人で持ち、たいへんでした。
うちに着いてから気づいたんですけど、手、腫れてる。拍手たくさんして。