しわす

久しぶりの登園、ちょっと心配してたけど、ふみは無事に、そして楽しく保育園生活を過ごしました。

今日は久しぶりに柔道もできるじゃないかなと思って、ダメなら途中から休めばいいから、夕方、保育園に行って、ふみとU君をお迎えして、柔道道場へ。
ちょうどSちゃんとお父さんも一緒だった。

U君はわたしと手を繋ぎ、Sちゃんはふみと手を繋いで歩く。
「Sちゃん、風邪治った?」とわたしは聞くと、
「治ったけど、まだ咳するの」とSちゃんが言いながら、咳こんでた。
ふみは「おれも咳が治ってない」と言って、咳込む。

U君はわたしを仰ぎ見て「今、ふみ君はわざと咳をしたね」と。

ハッハッハ、U君、よくわかったね、ちょっとびっくり。U君のような敏感なところは、わがふみは、あまりないね。


U君、なんと、今日は泣かなかった。すごい進歩だ。
けどまだみんなと一緒のところには行けず、わたしの近くなら、畳に上がると言って。

途中のお稽古も、みんなと離れているところで、U君は遠くから先生の真似をする。
誰かが親切にU君に声をかけると、U君は即動作をやめ、下に向いて、動けなくなる。
T先生はそれをわかったみたいで、口で「1234…」とみんなに向かって指令をしながら、U君に近付き、U君の顔を見ず、U君の足だけ持って、受け身の動作を直してくれてた。
T先生はU君を指導しているだが、全くU君を無視しているようなうまいやり方に、
U君は黙って従った。

よかった〜、U君、少しずつ道場に慣れてきてるわ。
U君のママにメールでU君の様子を伝えてますが、いつかここに来て、見てあげればなって思って。お仕事をしなきゃならないからね、仕方がないわ。


ふみが叔父の“しんちゃん”からもらったチョコを、今日持って、ふみとSちゃんとU君とSちゃんのパパに、一個ずつあげた。
ふみ、「このチョコレートはね、しんちゃんからもらったんだよ。しんちゃんはね、俺の友達だよ」と得意そうに言う。
「しんちゃんはどこにいるの」とSちゃんとU君が聞く。チョコをくれるお友達なんて、ぜひ会いたいって感じ。
「しんちゃんは北海道だけど、崎浜にいたの。崎浜はね、おれのおじいちゃんおばあちゃんいるんだよ。崎浜、崎浜だよ、おれのおじいちゃんとおばあちゃんがいるのは。夏にね、崎浜に行ったんだよ…」ふみはさらに得意そうに何回も言う。

SちゃんとU君、羨ましそうな顔で聞いてる。



今日もふみは一生懸命お稽古をした。体力を少しも惜しまない。汗びっしょびしょ。病み上がりと言うのにね。

帰り道でふみに、「疲れない?少しほどほどにしてもいいと思うけどねママは」
「ダメだよ。ぼくは真剣だよ。T先生も言ったでしょう、真剣にやれって」
そうだけど、ふみは一生懸命すぎやしないかな、適当でいいのにね。




もう12月とのことで、