地震の夜

夕方、帰宅して、ドアを開けた途端、
一カ所だけ明るい!
と思ったら、冷蔵庫の扉、開きっぱなし。
さらに見ると、ガラスの破片など、散乱して、とんでもない光景を目にする。

ふみ、泣いた、「なんでこうなの?ね、なんでこうなの?」と。


足の踏み場がない。

ふみに、ソファーから降りちゃダメと言って、パパとお片付け、茶碗やお皿、たくさん割れた。


ガスも自動措置で止まっていて、パパが操作して回復。


ガスヒーターを付けて、部屋はたちまち暖かくなる。


三人でカップラーメンとおにぎりを食べる。

お腹すいてるのか、胃が痛いなのか、
わからない。

余震にも慣れ、余震なのか、めまいなのか、わからない。


お風呂入って、ふみは眠った。

洗濯をして、ベランダに干した。

干す時また余震があって、急いでベランダの扉を開く、閉じ込められたらたいへん。


テレビに映ってる震災地の映像、この世に思えない。


疲れました。


うちの時計、電池が飛びだし、地震の時刻に止まっていました。