餃子

義母からお電話がありまして、
誕生日プレゼントなど、届いたとのことでした。


そうですか、一週間かかったかどうか、届いたのは。被災地の郵便屋さん、本当にえらいです。


主人の実家に行く鉄道は、津波にやられて、当分どうやって行くのかは…。

ふみ、夏に、またおじいちゃんおばあちゃんちに行くのを楽しみにしてますけどね。


「パパがね、カブトムシが来るからと、木に甘いの塗って待ってたら、カブトはきてなくて、蝶々が来た」と、ふみは去年夏の思い出を語る。



「こっちはなんの心配もないから。そっちもたいへんでしょう、頑張って、もう少しの辛抱だから」と、義母の声は、やはりいつもと変わらないです。



今日も寒い、どこにも出かけたくなくて。


夕飯に食べ物がないから、しぶしぶふみを連れてお出かけ。


駅あたり線路沿いにある「王将」に入りました。

ふみは大好きな餃子を黙々と食べて。
食後も上機嫌。


「ママ、東京に帰ったらまた餃子作ってね。大根餃子、ぼく食べたい、韮餃子も食べたい」


作るよ。もちろん。
帰ったら、餃子でもなんでも作るから。