お芝居
午後、M君のママからメールが来て、ふみ君は柔道、行きますか?と。
M君は、ふみ君が行くなら自分も行くと言うそうで、すぐ行きますと返事して。
4時頃、学童へふみをお迎えに。
ふみが仕度をしている間、わたしは目の前の広いスペースで遊んでる女の子を見てた。
黒人の子含め女の子4人、ままごとのお芝居を夢中にやっている。
手前の二人は、お母さんと娘の役らしい。
「おまたせー」
「…」
「…」
曲がり角に立ってる女の子が走って来て
「だから、もうちょっとお買い物をしてきていい?って言うのよ」
「わかった」「わかった」
「おまたせ〜」
「ううん、だいじょうぶよ」
「じゃ、もうちょっとお買い物にしてきていい?」
「うん、いいよ」
ま、なんと微笑ましいですこと。さすが女の子、遊びも全然違うわ。ふみがこうなら、わたしだって付きあってられるし、
と思って続きを見る、
お母さんはお買い物を済ませたみたいで、親子は手を繋いで帰り道のようだ。
いいな〜、っと思った途端、
曲がり角に隠れた女の子が、サッと出て来て、「エイ、エイ」と手に持ってる包丁(ままごとで野菜を切る玩具の)で、素早く二人を刺した!
(>_<)
“刺された”二人は、即その場で倒れて、とてもリアルに、ちょっと苦しそうな感じのあと、動かなくなった。
(+o+)
もう一人女の子が四つん這いして、「くんくん、くんくん」と言いながら、倒れた二人を匂い嗅いで、また四つん這いでさった。
ふみが出て来て、その続きを見ることができなかった。
はぁー、
通り魔との設定でしょうね。
なんだか、なんとも言えないね〜
嫌な世の中だね。
「ふみ、M君が、ふみが柔道に行くなら自分も行くって」
「うん。行くよ。でも今日疲れたな。リレー、先生が、本気に走らなくていいよ、今日はバトンを落とさない練習だからと言ってのに、ぼく、やっぱり全力で走っちゃうからな」
ふみは、今度の日曜日の運動会に、リレーの選手に選抜されて、今、運動会に向かって、毎日学校でいっぱい走ってる。