迷子
朝方、雨が降っていましたが、ふみが、用意した空き箱と空き缶を、大きい紙袋に入れて持って出かける時、ちょうど雨がうまい具合に一時上がってました。
昨夜から雨が降ったりやんだり、雷も鳴って、時たま強く降ったり、おかげでキラキラの日差しがなく、わたしも傘をさして学校へ。
図書室のポランティア、今月は初めてです。半月が過ぎて、いくらなんでも。
学校が近づいてきている大通りの傍の道を歩いていると、あれ?「びわのキャラメル」の箱が転がってるね。
びわのキャラメルの、淡路島の方が送って下さったもので、このあたりでは見かけないのです。
この空き箱、間違いなくふみのものね。この子、また走ったに違いない。あれだけ通学路では走っちゃいけないと言ってるのに。
今日の図書室のポランティアは、わたし以外、二人いました。
保護者ではなく、地域の方でした。
4階の音楽教室から降りてくる一年生が図書室の前を通過。
「あ、ママだ、僕のママだよ」と、ふみは嬉しそうに言う。
嬉しいわ〜
雨ということで、中休みには、大勢の生徒が図書室に。
小さい声で、ふみに、「あのびわキャラメルの箱、落ちてない?道端にあったよ、ふみのでしょう」
「あ、そう」ふみが。
「ね、走ってたでしょう」
「う…ん、小走りかな」
ボランティアが終わってからも、しばらく3人で図書室でお喋りしました。
ちょっと年配の方が、自分の小さい頃の給食の脱脂粉乳と「カイジントウ」を飲むのイヤで、という話しをして、
「カイジントウ」ってなに?どうもお腹の回虫を退治する薬草を煎じたもので、
「まずくて私はいつも隣りの男の子に上げてた。おいしいおいしいって、いつも飲んでくれて助かったのよ」
で、その男の子は、薬局の子だったそうです。(^_-)
その後、去年の大地震の時の話を。
片方の女性、あの揺れの中、ずっと歯医者の予約が入っていたことを気にして、電話しても通じないし、仕方がないから、激しい余震の中、自転車で歯医者に行ったと言う。
えええええ〜、「歯医者さん、びっくりしませんでしたか?」とわたしが聞いたら、
「そういえば、え?来たの?って言ってました」
爆笑。
その揺れの中、予定通り歯の治療を受けたとのことでした。
\(◎o◎)/!すばらしいー。
今日は柔道、ふみには、4時に学童クラブから一旦家に帰ってきて、重いランドセルを下して、それからわたしと行くと、約束してもらったはすだが、
4時過ぎても、ふみは帰って来ません。
直接、道場に行ったのでしょう、けど、やはり心配で心配で仕方がありません。
探しに行くか、道場に行くか、いや、もし、入れ違いでふみが帰って来たら誰もいない、というのも…、
学童に電話して、4時に出ましたと。
どうしようかな、という時に、携帯が鳴った。
M君のお母さんから「ふみ君は、もう道場に来てて、お母さんまだ来ないって、今、代わるね」
「ママ、早く来てよ」
…(-_-)、「ふみ、今日はおうちに戻る約束じゃなかった?心配して心配して」
「はい。早く来てね」ふみは即電話を切ったのです。
おそらく、わたしの言葉で、この約束やっと思い出したよ、きっと。
(ヤバっ…)て、慌てて電話切ったのよ、きっと。
で、わたしが道場に入った時、ふみはトイレへ。みんなは準備体操、T先生がわたしを見たら、寛容の笑顔で「遅くなりましたね」と。
遅くなりましたって…。
K君のお母さんの話を聞いたら、絶句。
「ママがね、ちょっと遅くなる。道に迷って、ちょっと迷子になって、今こっちに向かってる」と、ふみはみんなに言ったんだそうです。
ま、ま、迷子?!
今日の柔道、ふみは珍しくふざけていなく、T先生相手に、いっぱい投げられて、いっぱいちゃんとした受け身をしてた。
寝る前に、ふみに、今日はわたしがどれぐらい心配し、どれぐらいつらかったかを伝えた。
ふみも自分が悪かったとわかったみたいで、沈痛な顔で反省して。
「反省したからって、それで済むことと済まないことがあるから。今日のは、それなりに罰を受けなきゃいけない」ということで、寝る前の本の読み聞かせは、今日はなし。
ふみは泣いた「本は読んでよ」。泣くタイミングがおかしい。
明日の気温は33度、学校からメールが来て、区からの知らせで、明日は高温の予想なので、節電を。と。