ネコ

今日は、わたしはお休みです。

気になってた映画がありまして、その劇場は水曜日レディースが千円と実施してるところで(バルト9など、強気で、そういうサービスは一切なし)。

歩いて新宿へ行くことに。

ワンピースにカーディガン、や〜、寒い寒い。

いつの間にか、もうこうなったのかしら、
薄めのコートを着てる人を何人も見かけまして、そうすればよかった、という気分です。
髪はアップしてますから、首が寒いです。けど、わたしはストールがダメなんです。
余程すべすべしたシルク(あらま!)のような生地じゃないと、痒くなって、じんましんが起こします。
ショールは好きで使いますけど。


交差点あたりに警察が多く、また某大使館周辺で何かあったかと思ったら、交差点に、ペチャンコになったワゴン車が(◎o◎)

そういえば同僚が昨日、市ヶ谷あたりでペチャンコになってるワゴン車を見たと言って。(?_?)


小さい劇場のせいか、スタッフは明らかに足りない。
チケットを並んで買って、「すみません、コーヒー買いたいんですけど」

「はい」そのスタッフがわたしの後ろの方に「すみません、少々お待ち下さい」と、通路を渡って、売店に行ってコーヒーを淹れる。

えっ?す、すみません、別にここまでして…、それなら結構なのに。

観たい映画は、さらに一つ上の階で、本当に小さい劇場。
ちょっとしたスペースで、みんなで開場を待っている。ドアには「準備中」という札が掛けてある。

さあ、待てと暮らせどドアは開かない、10:15の上演なのに、もう14分ぐらいの時、一人の女性が、(さすがレディースサービスデー、女性ばかり。二人だけの男性は、隅っこでスマホをいじる)

ドア、普通に開けれた、「もう入っていいんじゃないかな」と、その女性が呟きながら、中に入った。


そうかそうか、スタッフ、足りないもんね。

みんな急いで入って、わー、ちょっと大きめの教室みたい。銀幕も、大きめのデジタルテレビ?って感じ。

ぞろぞろと座った途端、ブーとブザーが鳴って、上演開始。自動的のようだ。
危なかった〜


カサカサ、カサカサ、誰かがパンかお菓子の包装紙を開けてる音が、
カサカサ、カサカサ、よほど開けにくいでしょうね。

「静かにしないか!うるさい」と男性の声が。

おやおや、暗い中、急に気が大きくなったんだね。さっきまで、いかにも肩身の狭い思いしてるようで。


カサっ、カサカっ、カササっ、よほどお腹が空いたのでしょうね、怒鳴られても諦めない、慎重に、少しずつ…、かえって気になる。


ガザガザガザガザ、シーン、パンの人、覚悟したようで、パンを完全に出せるまで、思いっきり手を動かせた。


男性は、怒鳴らなかった。

まもなく、その男性方面から、大きいイビキの音が。
まさか、その男性?


映画は、よいとも、わるいとも。もうちょっとコメディっぽいのかと思ったけど。


ネコは、可愛かった。


今月で、来日20年が経ちました。

「外国は故郷になれなかったが、故郷は外国になった」
              −−加藤周一