大会

今日は朝早く出掛けて、地下鉄を乗り換えて、柔道大会へ。


あわや場所を間違えたところで、A君とお母さんに会って、助かりました。



よその道場(ほとんど警察署の道場)と比べて、ふみがいる道場の子供たちは、まるでオリンピック選手と町内の柔道愛好家の差ぐらいでした。


ふみは会場に入った途端、「やぁー」「こぉーい」との掛け声で練習中の子供たちに圧倒され、ボーッとして、固まってました。


ふみは一番に呼ばれて、相手は警察署道場の子でした。
ふみは、さっさと負けて、泣いて、終り、って感じでした。


同じ道場のSちゃんとK君は一回は勝ったが、Sちゃんは鼻血も出たり、とにかく、よその道場と比べて、ものにならないことでした。


父兄も明らかな差がありました。
わたしたちは別々で、ダラダラと会場に着いた時に、もうよその父兄たちは、皆様、掛け声で応援を始めてました。(^o^)/


近所の警察道場の父兄なんか、黄緑色の統一のTシャツを着て(◎o◎)
こわっ。
わたし、苦手だわ、こういう熱いのが。


ふみは、あっという間に平静に戻り、隣に坐ってる、警察署道場の男の子と私語を始めたのです。


イヒヒ、ウハハのあと、二人は、試合終了したら、一緒に道路の向こうのマクドナルドへ食べに行こうと約束して、「ね、ママ、いいでしょう?」


いいでしょうって、こっちはいいが、あの黄緑たちは、集団行動するんじゃないの?反省会とか。



帰り道、ふみは悔しそうに、「強くなりたいから、××警察道場に入りたい」と言い出して、


勘弁してよ〜、
「あそこ、厳しいよ。みんなベソをかきながら練習してるらしいわよ。あの監督見ました?ずっと怒鳴ってるでしょう」
それにあの黄緑Tシャツを着なきゃならないのは、わたしはちょっと。



ふみの道場、楽しく、伸び伸び、それでいいんじゃない。
別にオリンピック選手になると望んでないから、愛好家でいいよ愛好家で。

そもそも当初、ふみに柔道を習わせたのは、
体を鍛えるため、
礼儀を身につけるため、

別に柔道の道でなんとかなってほしいなんて、わたしは思ってませんもの。



「ふみ、明日、Hちゃんに、一回戦で負けたよって、言える?」

「うん、言う」

「えらい!それが強さよ、見栄のためにウソつくよりは」

「ウソつきたいけど、S君いるから、バレバレじゃん」


(o^∀^o)そうだったそうだった。
ふみと同じクラスのS君は、近所の警察署道場に所属して、今日は結構いいところまで行きました。


「本当だね、S君もいたね」

「S君が記憶喪失なら別だけど」


(o^∀^o)



さらに、しばらく歩いてたら、「U君のママ、こわいな」とふみが。


U君、ペットボトルを持つの持たないので、お母さんにひどく怒られて。


わたし、人の前で、ふみを怒ることはしないように気をつけてる、ふみのメンツを配慮しないとダメだと気をつけてるから。


「ママが優しいなって、わかった?」

「身に染みてわかったよ」

(^_^)v



一ヶ月前から言ってた「大会」、これで終わって。やれやれ。


次のわたしの“負担”は、水曜日に、学校で、ある劇団によるワークショップへの取材です。PTAとして。

神経使うわ、こういうの。