まさか

夕べ、ふみは一時的に発熱しまして、すぐ下がりました。


今朝、普通に登校して。
念のために、体育は、体操着を着替えせず、見学させてください、と連絡帳に書いておきました。


昼御飯の時に、学校から何の連絡もなくて良かったねって思って。

昼過ぎ、学校から電話がかかって来ました。


保健のW先生から。
ふみは、4限目の途中に発熱、
38.7だと。


学校まで走って行く自信がなく、タクシーを呼びました。


ふみ、保健室のベッドで眠ってました。
わたしを見ても、なかなか起きられなくて、
保健の先生が、「これは男の先生を呼んだほうがいいかな、もうお母さんは抱っこもうできないもんね」と言って、それを聞いたふみは、頑張って起き上がりました。


なんとか大通りに出て、タクシーを拾って、近くの病院へ。

昼休みの時間ですが、ここの待合室は広々で、ここで待つことにしました。


もしうちに帰って、眠って、また起こして出掛けるのは、たいへんですから。


待合室のソファーで、ふみはぐったりして。呼吸は速くて。これは熱は相当上がるんじゃないのかしら。


わたしは下に降りて、コンビニからスポーツドリングを買って、戻って、ふみ飲まして、ちょっとだけ飲んでくれて、また眠ったのです。


インフルエンザじゃないでしょうね。流行り始まったようですけど、まさかね。

40分ほど待って、中に入って、症状を聞くと、即インフルエンザ検査をさせられました。

10分ほど結果出ます、と言われて、結果は即出ました。
わたしだけ中に入って、ふみは待合室で横になったまま。
インフルエンザです。A型の。

タミフル処方。

未成年は、タミフル服用後、やはり異常行動出る場合があるので、今日、明日、目を離れないで監視してくださいと先生が。


タミフルね〜、知人から、子供が服用後おかしくなることも聞いてますし、報道もさんざんありましたね。

でもインフルエンザはタミフルを服用しないと、それもそれで危ないでしょうね。


「今日二回分飲みましたら、明日朝は熱は下がりますよ」と先生が。


吸引タイプもありますけど、ふみの様子を見たら、やはり飲むタイプを選びました。


ふみを待合室で寝かせたまま、わたしは薬局へ。

そこでもタミフルの服用後の異常行動について、説明されまして。


ランドセルを持って、ふみの腕を抱えて、
「眠い、眠い、歩けない」とふみが。

「頑張ろうね、もうすぐだから、ふみ、ふみのお熱はなんだったと思う?」
「…、インフルエンザ?」
「そうなの」
「えっ」

ふみは動揺してます。
「だいじょうぶよ、ふみは予防接種もうけてるし、お薬ももらってるから、この薬、とても効くから」
ふみは無言で歩く。

学校もニュースも、インフルエンザの怖さをさんざん宣伝してますから、ふみは恐怖を感じてるのかしら。


うちに着いて、ふみは泣きだしました。涙がぼろぼろと落ちて、

「泣かない、泣かない、だいじょうぶよ」と言っても、泣きやまなくて、

「泣いてるとお薬が飲めないですから」との一言で、ふみは泣くのやめて、お薬を飲みました。


前回のアデノウイルスの時の違って、寝息は静か、呼吸苦しそうもなく。
熱は40度前後ですけど。苦しそうにないのは、こっちも助かります。



一緒に柔道をやっているKくん、クラスはインフルエンザが大流行りで、Kくんも喉が痛いと、お母さんが心配で、検査を受けさせたら、インフルエンザでした。

予防接種したからか、ウイルスは携帯してるものの、大した発症がなく、熱もないそうです。
でもインフルエンザに違いないので、タミフルの吸引タイプを受け、やはり二日間目を離さないようと言われて、
「うちは一階だから、飛び降りてもだいじょうぶだけど」とKくんのお母さんが。