鎌倉

この帽子は、写真とちょっと違って、チョコレート色です。

何年か前に購入し、気に入った帽子の一つで、愛用しています。


今日はこれを被りまして、朝、ふみと鎌倉へ出かけました。



北鎌倉で降りて、真っすぐ東慶寺へ。
毎年、ここの蝋梅が楽しみなんです。


参拝料を払うところで、今年の蝋梅の様子を聞いてみることに。

「今年ね。蝋梅がダメなんですよ。寒さのせいか、とにかくね、ダメ。ちょっとしたつぼみしか、それも鳥にだいぶ食べられて…」


\(◎o◎)/!

いやだぁ〜〜〜


楽しみにしておりましたのに。


「山門の横の、漱石参禅百年記念碑のところ、一本咲いてるのがあります」


探しました。蝋梅、相変わらず高貴な香りと形、

けど、よく探さないと、わからないぐらいの少ない数でした。



今年の蝋梅は、残念ですね。



東慶寺に来ると、必ずここの「喫茶吉野」に入ります。

父とここで、コーヒーを頂いたことがあります。

十何年も前ですけど。歳月の流れ、季節の移り行く、世事の変換、
喫茶吉野は、関係ない顔をして、まるで時間が止まったかのように。振り向くと、いつもそこで微笑んでいる。
こういう人間になれたら。



朝出て来る時に吹いてた冷たい風も上がって、お散歩日和。

さー、北鎌倉から、鎌倉へ向かって、歩きましょう。


途中に、いろんなお店がありまして、退屈をさせません。



紫芋のコロッケ、100円。揚げたてで、おいしい〜

建長寺前のお店で昼食を。
ふみは、いつものザル蕎麦に。せっかくですから、わたしは、けんちんうどんを。

けんちん汁は、ここが発祥地だそうです。
僧侶たちは、野菜の皮やヘタなど、もったいないことなく使い、ダシも、「不殺生」のため、煮干しなどを使わず、昆布と椎茸からとる、とのこと。
中に入ってるお豆腐は、あやまって落とした、ということで、だから今も、お豆腐は切ってではなく、手で崩していれてるのが基本。


緩やかな下り坂で、歩くのとてもラクでした。
すれ違った人たちの中、登山のような格好をする人もいまして、ちょっと大げさじゃないかしら。


あっという間に鎌倉に到着。

鶴岡八幡宮の裏階段から上がることに。


正面に回ったら、ま、びっくり。

今日は節分、豆撒きを待つ人の多いですこと!

ふみは、まったく待ってみる意がなく、二人さっさと八幡宮を後にしました。


江ノ電に乗って海に行きたいと言うふみを説得して、帰ることに。

遅くなると、疲れるし、電車も混みます。

海は、次にしましょう。これから少しずつ暖かくなるもの、楽しい季節が始まりますよ。

明日、立春ですね。