先輩

20日は、いろいろ予定がありまして、その日のふみの水泳を、今日に振替して、なので今日は、二つ連続。

4時から、6時まで。

今日は蒸してますけど、風が結構強いです。曇っていて。いつ降ってもおかしくない空です。


4時までのは、小さい子ばかりで、ワワワ、ワワワ、
そのお母様たちも、ワワワ、全く待合室は酸欠状態に近い。

冷房もクールビズのため、ほとんど効いてないですし(;´д`)


しかしお母様たち、しゃべるしゃべる、お互いまるで争うように、
ワワワ、ハハハ、倒れそうな気がして、慌ててイヤホンを、耳栓のつもりで耳に嵌めます。


ふみ、水泳できてよかったです。今朝起きたふみは、声が完全に枯れて、咳もして、これはたいへんだと、「学校、休みます?」と、ふみに聞いたら、

「休まない」と、ふみは、きっぱりと。


「じゃ、病院に寄ってから行こうか」


登校時間になった時に、ふみは、もう何事もなかったかのように、元気に出て行きました。


私は、午前中、お買い物したりして、昼過ぎに帰ってきて、
2時半少し前に、ふみの保険証をバッグに入れ、コンビニからアイスを買って、急いで学童へ向かいます。


遠くから走ってくるふみが見えました。

行き交う人々の中、ふみの小さい姿が早く移動してます。


わたしも思わず小走りになって。

「ママ、ママ」ふみは笑顔で、あっという間に目の前に。


「学童から出たら、いつもこうやって走る?」

「ううん、走らないよ」


「なんで今日走って?」

「ママが見えたから。学童から出て、すぐ見えたよ」


ふみ、元気よ。咳もなく、元気。

アイスを食べて、幸せそうな顔して。


ランドセルを下ろして、すぐ水泳のリュックを背負って、また出発。

「ママ、いつも“疲れたー”と言うよね、やめたほうがいいよ。聞いてて、こっちもいい気持ちになれないよ。言わないでね、もう」

「…」それは失礼しました。
でも疲れてるもの、いつも。

今日は調子いいな、元気だな、というのは、前世にあったのかもしれないけど。


「あ、K君だ」と、ふみは走って行って。

去年まで6年生のK君、今や制服を着て、近所の中学校の1年生に。

「ねね、K君、今、下校?ね、今日は何時間あった?5時間?5時間なのに、こんな時間になるの? ねね、部活入った?なに入った?」

「卓球」

「ね、先輩怖い?」

「怖い人もいるけど、優しいよ、っていうか、卓球部、2年生も3年生もいなくて、ははは」

「ね、K君、高校に入ったら、なに部に入りたい?やっぱり卓球?」

「まだわからない」

「給食?中休みはあるの?」


「給食。中休みは…、ない。えっと、10分ぐらいかな、給食あとの休みは」


「ね、怖い先輩って、誰?名前言って」

「えっと、でも言ってわかるかな、知らないと思うよ」

「言って言って、たぶん知ってる」

知ってるわけないのに。

「えっと、S…」

「え?S!? あのS君のお兄ちゃんかな」

「それは違うと思う」

…。

この会話、いつまで続くかしら。

「K君、学校、楽しい?」と、わたし。

「ええ、ま、楽しいです」

「よかったね」

「はい」


ふみと、再び歩き出します。

「今も、5年生、あ、もう6年だけど、優しい人もいるけど、優しくないのもいるよ」とふみは。


「そう〜、K君は優しいほうだったよね、優しい先輩」


「うん」


スイミングスクールから出たら、地面が濡れてました。
結構降ってたらしいです。

随分と風のひんやりなことにびっくり。
秋?!

こうですから、風邪をひいてしまうんですよ。



今日は、1万1千歩を越えました。
疲れたーと言いたいところですが、飲み込みます。

ふみもお疲れさま、2時間連続泳いでましたね。