きっかけは

今日は、穏やかな晴れ。
風もなければ、気温も低くない。

梅見、今日だったらよかったのに。昨日、寒すぎたわ。

空に、飛行機雲がきれいな線を描いたり、また消えたり。


Rちゃんのお母さんとバッタリ会いました。

Rちゃん、だいぶよくなって、もうママが教室にいなくても、平気になりました。ママは今、送り迎えだけで、それでもRちゃんは泣かなくなりました。

Rちゃんのママ、ほんとうによく頑張りました。体調良くなくても、風邪をひいていても、Rちゃんのため、教室に座りました。Rちゃんは、ちょっとでもママが見えないと、もう号泣して、抑えられないのです。

Rちゃんのママ、根性よく頑張りました。いつその状態から脱出できるかわからないが、いつかはよくなるでしょうと信じて。


今は、Rちゃんはふみと同じ塾に通っています。

Rちゃんのママが「お母さんはご存知かもしれないけれど、うちのRがここまできたのは、ふみくんのおかげですよ。」
「え?!」
「ほんとうです。少なくとも、ふみくんがきっかけです」

Rちゃんのママが言うには、去年、ふみとRちゃんが同じ席になって。
クラス中の子供たちはみんな優しくて、Rちゃんがお母さんも教室にいないとダメなことについて、誰も聞いたり、言ったり、しないのです。とても普通な感じで、Rちゃん母娘と接触しています。

ふみがRちゃんと同じ席になってから、ちょこちょこRちゃんに、誰も言わない話題を触れるのです。
「なんでお母さんがいないとダメなの?いなくてもいいでしょう」
「お母さんがいないとすぐ泣くんだから、一人で教員室で折り紙するなんて、ずるいじゃないか、みんなは教室で勉強してるよ」

ふみは時々Rちゃんのお母さんに向かって、「Rちゃんのお母さんも、もう来なければいいよ、なれるよ、いつまでもこうだと、よくならないよ」

Rちゃんのお母さんは、ふみがRちゃんを説教する時、とても緊張してたという。
Rちゃん、どんな反応をするのだろう、誰もこういうことを言わない、触れないようにしていたのだから。

Rちゃん、ふみに言われて、ぼーっとしていたそうです。

Rちゃんのお母さんが言うのは、こんなやりとりの繰り返しで、Rちゃんのお母さんは、段々教室ではなく、廊下に座っていれば大丈夫になりました。
さらに途中で抜け出しても大丈夫になり、
今は、送り迎えだけで、「もうわたし、ほんとうにラクになりましたよ。ふみくんにほんとうに感謝してます、ほんとうに。もう今は、Rが下校したら、“今日ね、ふみくんがね”“ふみくんは”って、ふみくんの話ばっかり、塾だって、ふみくんが行ってるから、Rも行ってるのよ」

初耳です。
ふみからは、聞いたことがないです。

しかし、わたしは、おそらくクラスのほかのお母さんも同じく、繰り返し繰り返し、
「Rちゃんは、仕方ないのよ、好きでそうなったんじゃないから、本人も困ってると思う。だからね、決してRちゃんに向かって、叱ったり、なんでこうなのとか聞いたりしてはダメですよ」
そう、わたしはふみに言ったのにね。なんで勝手にRちゃんにお説教なんでしょうね。
どう考え、どういう判断だったんでしょう。いつかふみに聞きたいところです。


マフラーが短くなって、ふみに新しいマフラーを。


今日の夕飯は、夕べ圧力鍋で作った、角煮です。

「うまい、これはお店で500円で売れるよ」とふみが。
やすっ!