春暑し

湿度が高くて、モァーとした生温い空気です。
まだ早春と思えないほど。


河津桜、ほぼ全開です。

来月の今、もうソメイヨシノが開くのでしょうね。


季節は、移り行く。移り行く。


「ママ、あの学校に置いてるジャンパー…」
ふみ、まだ言ってる。

体育の時、半袖半ズボンの体育着は寒いので、置きっぱなしのジャンパーを必要です。

黒の無地のフード付きのジャンパーを持たせました。

するとふみは何回も、「あれじゃなくて、あの、ナイキとか、みたいな」と言うのです。

「うちはブランド品に極力使わない主義だから」とわたしはいつもそう答えて。

昨日、ふみはわたしこの言葉に、

「そうじゃなくて、フード付きのはダメだって」と。


(;´д`)

早く言ってよ〜
というか、話のポイントをちゃんと押さえてよ。

まずフード付きのはダメだと伝えてよ〜

ナイキとか、それは別の話しじゃありませんか。


話しを聞くと、ふみはずっと、ジャンパーのフードを、内側にいれて着てました。

えぇ〜、そんなゴワゴワの背中で、走ったりしてましたか。

(+_+)

夕べ、さっそくAmazonからジャンパーを注文。
Amazonはこういう時ほんとうに助かります。
適当なのは、みんなメーカー品です。このさえですから。そんなの考えられないわ。
今日、もう届きました。これで安心だわ。

いやだな〜、ふみがフードを内側に隠してる姿を想像すると。

特にこの前の全校マラソン、それを見たお手伝いに行ったお母さんたち、どう思うのでしょう。ひどいお母さんと思われているのかなわたし。

ほんとうにしょうがないですね、ナイキとかより、まずフードのことを伝えないと。



夕方、ふみの振替の水泳です。

時間より早めに出て、駅へふみの再発行のスイカをもらいに。
控えと保険証を持って、
カード代と再発行手続き料、千円支払って。
新しい子供用のスイカを頂いて。
それから自販機に、 500円をチャージして。
用意したカード入れにスイカを入れて、
エスカレーターで上の階に上がって、前にいるふみは、急にわたしを見て、笑うのです。

なんと、無くしたと思ったスイカ、水泳のリュックから、出てきました。

もう〜

どうして水泳のリュックに入れたのかしら、もう、いいよ、考えたくないや〜


水泳の待合室、蒸し暑くて。暖房付けたわけでもないのに。
今日はほんとうに変に暖かいです。

水泳を習うフランス人の男の子、今日はパパとでもママとでもなく、フィリピン人のベビーシッター模様の女性に連れてきました。
そのフィリピンの方は、フランス語が喋れて、甲斐甲斐しく男の子の髪を拭いてあげたり、着替えさせたりして。
草津大露天”なんとかと書いてるタオルを使って、温泉からもって帰ったのかな。
ふみが保育園の時、フランスのJ君も、やはりフィリピン人のベビーシッターがよく送り迎えに来てました。
フィリピンの方は、敬虔なキリスト教徒が多く、奉仕精神が素晴らしいです。

スイミングスクールから出ると、雨、ザーザー降っています。

困ったな〜
天気予報は雨なんて言っていないですから。
天気さえうまく予報ができないのに、地震を予報するなんて、到底無理だと、わたしは思うのよ。

小走りに駅に入って、あすの朝食のパンを買って、ふと、植木お花壇の縁に座るU君を気付いた。
「U君、なにをしてるの?」
「ママを待ってる」
ママと二人暮らしのU君、こうやっていつも駅でお母さんの帰りを待っているのかしら。
そうね〜、お母さんのいないおうちはつまらないもんね、まだ駅のほうが明るくて、暖かくて、賑やかですもんね。
「U君、ママはいつ来るの?」
「あと30分」U君は小さい携帯電話を握りしめて。

「そう〜 傘持ってる?外、雨降ってるよ」
「え?!」U君はびっくりしてる様子です。
とすると、U君は、だいぶ前に来てるのかしら。

思わずU君のほっぺを触って、「U君って、どんどんいい顔になってるね、かわいい」
U君は、はにかむように笑う。

「じゃね、ふみ君のママは今からね、パンを買いにいかないと、明日朝、食べ物がないんだ、ははは」とわたしが笑うと、U君も笑った。

パンを買いにお店に入ったら、ふみが「U君にも何かを買ってよ」と。

キャラメルを買って、ふみはすぐU君のところに走って、「ね、食べよう」と。
U君、笑ってふみを見て、もらおうとしないです。

「U君、一緒に食べようよ」とわたしが言ったら、
U君「ママに怒られるから」と。
「だいじょうぶよ、ふみ君のママからもらったからと言ったら、ふみ君のママも一緒に食べるから」とわたしが言って、キャラメルを口に入れて、
U君、笑ってキャラメルを受け取った。


雨、一向にやむ気配がないです。
地下に降りてタクシーを待つことに。

3、4人の列だが、そんなにかからないでタクシーが来ました。

乗った間もなく、この運転手さんは少し問題があるように思えました。

地下からから道路へ出ようとして、なかなか行くことができなくて、いくつのタイミングも失い、タクシーは、今か、今か、と揺れるだけの感じでした。

ふみは、「これじゃいつまで経っても…」と言った途端、わたしは自分の手をふみの手の甲に覆った。
「え?」ふみはわたしを見る、
軽くふみの手を叩いて、わたしはふみを見ないようにしました。

ふみはまた何かを言おうとしたが、わたしはまたふみの手を軽く叩いた。

ふみは黙りました。

運転手さん、不真面目とか、怠けているではないからです。
ちょっと急かされたりすると、すぐパニックを起こすタイプに見えだからです。

「あっ」と小さい声で言う運転手さんは、カーナビを頻繁にチェックしていました。

やっと大通りに出て、運転手さん、そばにバイクが通るたびに、びくっとするのです。

大きい交差点から左折すれば、もううちに近くなる、とちょっとホッとしたら途端、
あれ?大きい交差点を通過…しましたよ。

「あの、今のを左折すればよかったのですが…」
「え?!あ"ー、そうでした!そうですよね!あー、どうしよう、え?どうすればいい?どうすればいい?」

どうすればいいって言われても…。

ふみを見てみると、もう諦めたのか、背もたれして、つまらなさそうな表情をしてる。

なんとか迂回して、無事にうちに着いて、歩いて帰ってくるより、時間がかかりました。

ま、無事に帰って来て、何よりだわ〜

途中で、事故を起こすんじゃないかって、一瞬怖かった時もありました。

改めて、天気予報、当てにならないことを、実感しました。

文句を言うなら、年中折畳傘でも持参すればいいのに。
その通りです。

夕飯後、ふみは宿題をするが、国語のノート、使い切った、と。
は?
何回も言ったじゃない、残りあと何ページの時に教えてって、終わってから教えるのではなくて。

学校の指定販売店、8時までやっているとのことで、パパは迷わず自転車で買いに行きました。
雨が上がって、助かりましたが。

ふみ、もうこういうことないように、頼むよ〜