熱帯魚

朝早く起きて、8時ちょっと過ぎにふみと出て、一ヵ所の学校説明会へ。

場所も場所で、学校も学校。わたしの中の“中学校”とは、180度イメージが違います。

素敵過ぎます。

ふみは体験授業へ。
わたしは保護者向きの説明会へ。

案内から説明から、一つも無駄がなく、びっちりと進めて。
先生たち、みんな紳士!身だしなみのすばらしいですこと!
普通の学校の先生の、背広にスニーカーというのが慣れてましたから、ややびっくり。

校長先生、白髪の紳士です。温和的な声で、品のある喋り方、なるほど東大の先生から慶応の先生から、この学校の校長先生になった方です。

説明会を受けている体育館はピカピカ、講壇の上に、盛大に百合などのお花が活けてあって。

両側のスクリーンに、学校の紹介や、生徒の活動の数々が写ってあって、

や〜、もう、素晴らしいとしか。

説明会が終わって、校舎案内の誘導や、我が子との合流など、こちらも無駄がなく、混乱なく、とても感心しました。

校舎、まあ〜、なんときれい!
廊下はほぼ一面のガラス張りで、自然光がいっぱい。
理科室なんて、壁が水槽になっています。中にカラフルな熱帯魚が悠々と。

それにトイレ、全部個室でウォッシュレット付き、明るくてピカピカ、各洗面器の横には、植物が青々と。

体育館の隣に、トレニング室、こちらは主にダンス部用、廊下との壁もガラス張り。

学食のレストランは優雅に中庭まで椅子やテーブル。

や〜〜、教育理念から、実績から、校舎から、わたしには申し分のない、夢のような学校です。

けど、難しいよ〜、偏差値が高くて。夢のまた夢ですね〜

でも、こんな学校があること、見せてもらったこと、それだけで、わたしは幸せでしたわ。

教室で、生徒の担当割り表が貼ってあって“学習委員”とか、“体育委員”とか、いろいろとある中、“風紀委員”というのが、目に入りました。

風紀、ま〜、懐かしいお言葉だわ〜、あまりにも聞かないので、日本語にこの言葉があるのすら、忘れてしまいそうで。

小さい時、風紀風紀と、年中学校や社会で強調されてるのでした。

なにしろ、お洋服の一番上のボタンを、“風紀釦”と呼ばれるほどのものでした。

風紀を強調する学校、やっぱり良い学校だわ〜

ふみも、「入りたい」と言って。ふみは、あの理科室の壁一面の水槽に、強く惹かれたようです。
けど、難関校ですから。


お昼を済ませて、その足また塾へ、受験の“適性検査”についての説明会の参加に。

疲れました、帰ってきたら、すぐ横になりました。


明日、もう一件あるの、早い時間に。