お気に入りの歌

モリータイプウォークマンを買いました。
私のような機械音痴がこれを買うなら、世の中の人はもうとうに当たり前の必需品となってるでしょうね。

親指ぐらいの大きさで、何百の曲が入れるとは、私には不思議でした。
何千曲が入れるのもあるんですけど、そんなに何千曲も好きな、常に聞きたいという人も、私には不思議です。

私は、丸ごと一枚のCDを全部入れることはまずないです。この一枚のこの歌が好き、あの一枚のあの曲を入れよう。

私はもう、この歌手の歌ならなんでもいい、あの×リストが弾いた曲なら全部好き、というような無条件の好みは、もうないんじゃないかな。

だから私は一人特定な歌手の強烈なファンになったりするのは、なかなか難しいです。

ちなみに夕べ遅くまで、この小さい機械に入れた曲は、
宇多田ヒカル
《First Love》
由紀さおり
《サクラ》
ファイストの
《1234》
河島英伍の
《時代遅れ》
PUSHIMのカバー
《悲しくてやりきれない》
ちあきなおみ一青窈原由子など。

あとはUAが歌った井上陽水の《傘がない》、平原綾香が歌った陽水の《心もよう》とか。

PUSHIMが歌った《悲しくてやりきれない》を初めて聞いたのは、三宮の南京街のあるお店でした。
小さな店舗にPUSHIMの歌声が響いて、一瞬震えを感じたほどでした。

中国人の店員さんに歌手の名前を尋ねたら、その店員さんは親切にCDのジャケットをどこからか探し出して、PUSHIMという名前の歌手を初めて知った。

河島英五の歌の中では、《時代遅れ》が一番好き。

一日二杯の 酒を飲み

さかなは特に こだわらず

マイクが来たなら 微笑んで

十八番を一つ歌うだけ

妻には涙を 見せないで

子供に愚痴を 聞かせずに

男の嘆きは ほろ酔いで

酒場の隅に置いて行き

目立たぬように はじゃがぬように
似合わぬことは無理をせず
人の心を見つめつづける
時代おくれの男になりたい


不器用だけれど しらけずに

純粋だけど 野暮じゃなく

上手なお酒を 飲みながら

一年一度 酔っぱらう

昔の友には やさしくて

変わらぬ友と 信じ込む

あれこれ仕事も あるくせに

自分のことは後にする

ねたまぬように 焦らぬように
飾った世界に流されず
好きな誰かを思い続ける
時代おくれの男になりたい


なんかステキですね。
「好きな誰かを思い続ける…」
ステキです。