玉三郎の昆劇


夕べから信じられないほどの涼しさです。北風が吹いて、肌寒さを感じる瞬間すらあります。明日は「処暑」、残暑が和らぐはずだけども、ここまでとは。



今晩、NHKで、坂東玉三郎が中国京劇の昆劇の「牡丹亭」の公演をやっていて、さすがだと感心しながら見てました。ずっとみたかったのです。



杜麗娘の役を三人ぐらいでやってますけど、若くはなくて、一番きれいではないかもしれない玉三郎が、私には一番存在感を感じさせ、“重み”を与えました。
なんて美しい!見惚れてしまいました。



昆劇が好きなのは父親の影響でしょうね。
京劇が好きで、女形のトップ梅蘭芳氏の公演を直に観たほどで、その中でこの「昆劇」を一番好んでました。昆劇のことを「上品だ、雅だ」とよく口にしてましたね。



宮沢りえが主演する映画「遊園驚夢」のDVDを持っています。宮沢りえの役は、かつて昆劇の役者だったいう設定で、昆劇を歌うシーンがいっぱいでてくるけど、口パクなのはちょっと残念でした。



玉三郎昆劇、東京で公演しないのかしら、観に行きたいわ。